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まさに森の音楽隊!?ログ喫茶「銀河鉄道」店主木村さんへ取材!

自分がしたいと思ったことを実現して、それを継続することってとても難しいことだと思う。
僕自身色々やってみたいことはあるけど、失敗したら…とか、自信がない…とか、色んな理由をつけて結局チャレンジしない、なんてこともたくさんあります。

「まぁ、どねぇかなりますよ。人になんか言われてビビるようじゃダメやと思いますけどね。本気で本人がやろうってなってるんなら自然と協力者も出てきてくれる。」
今回の取材で一番印象に残った木村さんの言葉だ。
※「どねぇかなる」方言で「どうにかなる」の意味

そんな名言を残してくださった木村輝昭(きむらてるあき)さんは、周南市大道理にあるログ喫茶「銀河鉄道」のマスターだ。

銀河鉄道マスターの木村輝昭(きむらてるあき)さん

お店を始めたきっかけ

喫茶店をはじめる前はJR(当時は日本固有鉄道(国鉄))の職員として広島県で勤務していた木村さん。仕事内容は配線や機械などの電気関係の担当。そのため、電車事故や悪天候のため夜中でも電話が鳴り、呼び出されることも珍しくなかったんだとか。
広島で勤めていた当時、行きつけの喫茶店があり、その喫茶店のマスターとはよくお話をしていた木村さん。
その当時からぼんやりと自分で喫茶店を開くということに憧れを抱いていたそう。
そして1991年に一念発起して、早期退職しログ喫茶「銀河鉄道」をオープン。

そんな思いで木村さんがオープンした「銀河鉄道」。お店の名前にはこんな由来が。
「ここ周南市大道理は夜になると星がとても綺麗なんですよ。そこから名前をつけました。」

「ここで夜に綺麗な星を見つつ、コーヒーを飲みながらくつろげたら最高だろうな…。」と僕は妄想を膨らませてしまった。

ひとのあたたかさ

取材中にひとりのご婦人が銀河鉄道に来店。なんだか木村さんと気さくに話している。
「困ったことがあったらすぐマスターに相談しに、ここに来るんよ。」
そう話す女性は木村さんも所属しているコーラス隊のメンバーの1人。天気のいい日には外で演奏をしたり、ゆっくりコーヒーを飲んだりするんだとか。
まさにここ、銀河鉄道は人が集まる憩いの場だと実感しました。

ギターとドラムセット

木村さんはコーラスの他にバンド演奏もしている。
店内にはドラムセットやギター、アンプなどが置かれている。これらはもちろん、飾りではなく実際に演奏に使用する楽器たち。

この話を聞いて僕は、このログハウスを背に外でコーラスをしている様子や、バンド演奏をしている光景が頭に浮かびました。なんてステキなんだろう…

周南市大道理、青々とした木々に囲まれながら銀河鉄道で演奏する様子はまさに「森の音楽隊」

共通の趣味や楽しみを見つけて仲間達で集まる。それだけでほっこりする気持ちになるのは僕だけだろうか。
店主とお客さんの垣根を越えた人と人の繋がりにあたたかさを感じた。

どねぇかなる!

冒頭に書いた木村さんの名言を聞いて漠然と僕の中に「色んなことにチャレンジしてみよう。」という思いが芽生えた。そして励まされた気がした。
一生懸命やると必ず協力してくれる人たちも出てくる。その中で人と人との繋がりが生まれてくるんだろうなぁと思った。
時には失敗することもあると思うけど、やらないよりやった方が絶対良い。たとえ失敗しても、繋がった人との縁は続くはず。そしていつか、お互いに助け合う存在になれる。
喫茶店の取材で人生における教訓というか、大切なことも教えてもらえた気がした。

最後に…

木村さんの趣味は音楽だけではない。実は写真も趣味のひとつ。店内は楽器だけでなく、木村さんが撮影した写真も飾られており、まさに木村さんの好きが詰まった特別な空間になっている。
皆さんも銀河鉄道に行って実際に目で見て、耳で感じて、美味しいコーヒーを飲みながら木村さんとの銀河の旅を楽しんでいただきたい。

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