脱ネガティブ
ネガティブをやめたいと思っていた。よくないものだと思っていた。
最近、脱ネガティブが進んできた気がする。去年の5月ごろに彼女ができたことがきっかけだと思う。その子とはお別れしてはしまったが、フラれた訳ではなかったので、人に認められたと言う感情だけが育ったのだと思う。
脱ネガティブを喜べると思ったが、そんなことはなかった。
皮肉なことに、自分にはネガティブな方が(自信のない行動)をした方が似合うのだとわかった。
後輩ちゃんに、最初の方はよく話しかけてこられたから、距離を置こうと思ってました。と言われた。
今までには言われたことがないセリフだったし、今まで1番避けていたことでもあった。自分に似合わない行動をするようになってきているらしい。
そもそも、相手が僕を見て想像した人物像の行動と、本人の行動とに差があるからこそ、浮いたり、イタイと言われたり、似合ってないと言う表現をされるのだと思う。前までの僕は自分のことを等身大より少し下で捉えることができていた。けれど、今はそれができなくなっているのかもしれない。相手の反応が芳しくなくても、この子はこーゆー子なんだと自分に都合のいい解釈をすることも多々出てきた。今までの自分だったら絶対になかった解釈だ。前の僕だったら、その子と今までどのような関係性を築いてきていようと、前は仲が良く心を開いてくれているように感じていたとしても、一回でももやっとすることがあったら距離を置いていたし、嫌われたと本気で思っていた。もしかしたら、今の僕の方が社会には向いているのかもしれないし、一般的には正解なのかもしれない。ただ、僕は誰か1人にでも『にあってない』と思われるのが嫌なのだ。結局守りに入っているだけだと言われたらそれまでなのだが、自分でも今の僕は好きじゃないのだ。少し自分に自信が芽生えてきて、自分のことを等身大として客観視することを意識しないとできないようになってきていて、退化しているように感じてしまう。昔だったら、意識せずとも、等身大の自分を把握できていたはずだし、似合ってない行動を避けてきた。
これからはしっかりと客観的に見て、自分の都合の良いように解釈するのではなく、結果だけから解釈し、自分に似合う言動かどうかを判断する。
人の目を気にしなくなることはいいことだと言う人もいるけれど、僕にはそれがストレスになってしまう。
パイオニアにも天才にもなれない凡人だと改めて知った。
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