地政学入門#1 地政学の考え方

<講義からの学び>
①国家も生命体の様に振舞う:
生命維持のために闘争し、陣地拡大を模索するのが生き物。生き物(人間)が集合してできている国家も生命体の様に振舞うのは自然の摂理。国家は陣地の拡大を目指して闘争する。
②地政学の考え方:
国家が互いに陣地拡大を目指すとき、(人は飛べないのだから)地理的要因が重要になる。島国国家、大陸国家、半島国家など、周りの地理的環境によって国の振舞い方が変わる。地理×政治が地政学。
③ランドパワーとシーパワー:
大陸国家は土地があるので農業中心に発展。自然が厳しいので飢饉などに備えて税を課して万一の際に備えるような仕組みが発展する(国家権力が強くなり、官僚組織が発展)。隣国との戦争にも備えないといけないので軍が強くなる。
島国国家は貿易で発展。高価な工業製品を輸出して安価な農作物を輸入する構図になるので経済的に大陸国家よりも栄えやすい傾向にある。海が防波堤になるので隣国との戦争に備える必要性が相対的に低い、貿易に注力できる。

<私の気づき>
・国家を生命体の様に捉えて振舞いを理解しようと試みるのは非常に面白い。抽象度を一段階上げて国際情勢を理解できるのではないかという期待が持てる講義内容だった。
・シーパワー国家である日本。ランドパワー勢力がIT技術の発展によってシーパワー化してきている(貿易を行うハードルが下がった。地球全体の距離が近くなったため)現代において、我々はどのように振舞えば良いのか、そのヒントが得られればと思った。

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