組織変革のファシリテーション 第14回 組織変革の現場からの教訓と発想

OpEx Office社(オペレーショナルエクセレンスの導入・支援)の事例から
①本当の課題を見つけるには

◆最初の問題文:離職率が高い(ネガティブ)
Flip #1:マザーテレサ「私は、戦争反対の行進には参加しない(ネガティブフレーム)」「平和を訴える活動には参加する(ポジティブフレーム)」
◆書き換えた問題文1:定着率が低い(ポジティブ)
Flip #2:ガンディー「何故、3等車に乗るのか?」「4等車が無いからだ」
目線を上からではなく、下からへの転換
◆書き換えた問題文2:皆さんの働きやすさを良くする(現場目線):賛同を得られた。(離職率と働きやすさには強い相関があるというデータに基づくアプローチ)

Positive Deviance(ポジティブな逸脱):良い方向に逸脱している事例に注目して横展開する。ベトナムハノイの事例。子供たちの深刻な栄養不足の問題を、予算を使わずに改善するというプロジェクト。健康な子供たち(Positive Deviance)のアプローチを抽出し、それを広めた結果、栄養状態が改善。広め方も現地の方々に自ら気付いてもらうようにアプローチ。

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