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自分の人生を生きる

わたしは今、
「家族」って何かって、
ずっと考えている。

家族って大切。
生まれ落ちて、
初めて小さな社会を体験できるのが家族。

だけどこの家族に振り回されているのも現実。

自分の子どもに振り回されるのは仕方がない。
まあ、そんなことありと覚悟の上で、
子育てしているわけだから。

だけど、次の世代でないところで、
振り回されるのはだけは本当にたまらない。

……

家族の中で、
当たり前だったことが、
実は、一般的ではなかったことで、
社会適応するのが厳しくなってしまうという話は、宗教二世の話と被ることがある。

そして、閉鎖性の高い家族の中では、
いろんな問題が隠蔽されていく。

DVだったり、
教育虐待だったり、
毒親問題だったり。

特に明治から
大正・昭和にかけての
近代化の中で、
社会が大きく変わった中で、
各世代の価値観のブレが
小さな家族という単位にも反映されている。

………

閉鎖的な家庭の中で育ち、
小さな視野で物事を捉えてしまう。

大人になってもその小さな視野で、
次の世代を縛ってしまう。

その小さな視野の中の成功体験が
当たり前で、
経済的に豊かになることだけが幸せだと思い込んで、
次の世代を縛る。

自分を生きることよりも、
何かに囚われ、
そして、次の世代もその囚われから、
離すことなく、
依存性の高い人間関係を構築してしまう。

………

自分生きる。

次の世代を縛っては行けない。

自分を生きるために、
囚われた心を解放するのだ。

ブレない心を育てる。

家族は子どもが小さい時は支援者としての親が存在し、
子どもがブレない心を持つように支援する。
何があっても、子どもの支援者である親の姿。
実子だけでなく、そのブレない心を次の世代に伝えることが私たちの仕事。

そして、年老いて頑張り抜いた後の姿を次の世代に見せていくことも、
仕事なのだと、
先日の江夏の姿を、
田淵の姿を見て思った。

家族という社会が健康であり続けること。

年老いていく私が
何を次の世代に伝えるか。

自分の人生を生きる。

これを伝える人になる。

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