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都心から来るコンサルはなぜスベるのか

こんにちは!
愛媛県西条市に移住して7年目になりました。
本日朝に燃えるゴミを出したのですが、カラスに突つかれて爆発してました。うちのゴミなので片付けしていると、隣の家のおばちゃんがすぐに助けに来てくれて、「お互い様やけんね」と言って作業してすぐに帰っていった。「スーパーマンやん」いや「スーパーおばちゃんやん」と優しさに触れました。こんな温かい世界に住めて移住ってやっぱりええなと。

余韻に浸っていたらアイデアが降ってきたので、本日はなぜ都心から来るコンサルはスベるのか。というのとセットで、なぜ地方の人は都心部からきた胡散臭いコンサルに引っかかるのか。をお伝えしていきます。

誰かの役に立てたら幸いですが、あくまで僕の主観なので話半分で聞いてください(笑)

結論から先にお伝えします。
「地方にコンサルは必要ないからスベるんです。ちなみに必要なのは伴走型支援」という感じでしょうか。
もちろんパレードの法則なので、2割のコンサルはすごく活躍していたりしますが、8割のコンサルは大胆にスベり倒しているのが現状かと。滑ったら地方の人が迷惑を被る仕組みになっているからややこしい。

先になぜ地方の人は都心部からきたコンサルに引っかかるのか。の僕の考えはこちらです。

①都心部の人はすごいと思い込んでいるから
②プレゼンがかっこいいから
③仮の実績と本当の実績の区別がつきにくいから

って感じかなー。すごいなーと思っている時点で上下関係が出来上がっているのですが、よくよく考えたら上下関係なんてないのになと個人的には思っていますが、、、こちらが現実かもな。
詳しくは書きませんが、このあたりな気がします。おそらく地方に移住した人は共感してくれるかなーと。

では、本題に入ります。
なぜ都心部から来るコンサルはスベるのか。

①インプット重視のコンサルをしているから

コンサルは、過去の成功事例や失敗事例からクライアントにやり方を教える感じでしょう。フレームワークとかを活用し、現状を把握しそれを元に戦略を考えて実行してもらう。特に成果報酬型のコンサルじゃないと、ここまでで仕事は終了になると思います。都心部ならこれでも大丈夫な企業が多いかもしれないけど、地方は違うんですよね。
「実行してもらう」ここがなかなか上手くいかないことが多そう。

だから、実行を伴走して、振り返りを一緒に考えて、その企業にあった戦略を練り直す。ここに一番の力を注がないといけないんですが、これは泥臭い作業になります。ここに感情論とか足の引っ張り合いなどがきっとあるんだろうなーと。。。

PDCAでいうとP→D→C→Aではなく、CAPD(P)→(D)→C→A→P→D
って感じになります。

そもそも力のあるコンサルは100%成果報酬型の報酬の方がお金がもらえるから、(P)→(D)→C→A→P→Dこっちの方を大事にしているけど、、、ニューヨークの一風堂のコンサルは成果報酬型ですし、マイケルジョーダンもナイキとのエアジョーダンの契約は成果報酬型。結果が出るなら成果報酬型の方が良いんです。

つまり、インプット型のコンサルではなく、どちらかというとトレーニング型のコンサルの方が相性が良いですが、、、ってなるとインプットよりも練習が大事になってくるわけです。

②温度感がわからない

こればっかりは実際に住んで数年しないとわからない。特に地方に住んでいる人は本音が出るまでに時間がかかります。大概の人は本音ではなく建前で話すので、本質がなかなか見えない。

コミュニケーションの基本は相手に合わせることだと僕は考えています。
ビジネスでいうと、プロダクトアウトではなくマーケットインが基本だと信じています。ドラえもんの話で例えると、ジャイアンのリサイタルはプロダクトアウトであって自分本位のコミュニケーションです。その結果、誰一人として必要としている人はいないのに歌い倒すという結果に。(ジャイアンは映画ではヒーローになる)

話を戻します。

地方の人とコミュニケーションを取るときは、「温度感」が大事です。
相手の温度感を見ながら話を深めていくことが大事です。それができないと本質の話はできないんですが、これがとても分かりづらいのが悲しい現実。

僕の知っている昔話を。めちゃくちゃ仕事ができる人が都心部から来られて自分のやり方で組織を変えようと試みたのですが、、、大スベりしていました。やっていることも言っていることもめちゃくちゃ良いことなんだけど、共感して行動してくれる人が生まれない。お互いが地獄ですよね。つまり、温度感が違った状態で伝え続けても、、、、何も変わらないわけです。本人は気づいてたかどうか分かりませんが、、、これが温度感ってやつです。

ちなみにコンサルでうまくいっている例は、その地域に一緒に住むか地域に住むキーマンを中心に毎日飲み倒すかですね。とにかく関わりを持ちコニュニケーションの量を増やすのが大事。どちらもやっていないコンサルは、温度感という壁を超えた人を見たことないですね。

あ、もう一つ越えられるのがあるとしたら「時間」を味方につけることですね。量が少なくても3年間くらい時間が経つと、温度感はわかってくるかなーと。継続は地方の人にとって大事な価値観なので。僕も移住したばかりの時に「あなたはすぐにいなくなるんだもんね」と良く言われたけど、今ではそんなこと言われないです。ま、石の上にも3年ってとこですかね。

③走りながら考えて実行する

地方のコンサルでスベりたくなかったら、頭から煙が出るくらい考えることが大事です。と同時に、頭が狂うくらいに行動することが大事です。そうなると、結果的に伴走型支援になっていきます。

ここで大事なテーマは「一緒に」をどこまで共有できるかです。

課題が見つかりました。
こういう方法で解決できるのでお願いします。
動けない。
その結果、動かない。
だから何も変わらない。という悪循環が結構起きている。

それか、経営者は理解できているが社員まで落とし込めない。というのも多そう。

そうなんです。地方は経営者と社員の両方と関わるのが効果的です。
素晴らしい経営者が多いのですが、「人」で苦労している人がとても多い。
経営者だけがレベルアップしていくのも、社員との距離感が離れやすいので案外ややこしい。カリスマ経営者みたいなのは地方だと特に苦労するだろう。

その①でも伝えたように、トレーニングがめっちゃ大事です。
「え、そこまでやるんですか?」と心の中で思うくらいがちょうど良いかもしれないです。

行動変容を促さないと変化なんて起きないからね。

地方のコンサルでうまくいこうと思うなら、泥臭く動き回り、煙が出るくらいアイデアを出し、コミュニケーションを過剰に意識することが大事です。

そうなると費用対効果に合わなくなるので、なかなか難しくなるんですよね。

「うまく融合できる世界は無いのかなー」これが僕の最近の問いです。
まとまりがないですが、第一弾としてここまでにします。

長文ありがとうございました。


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