中村佑介20周年展★横顔の少女が見つめる先
セーラー服を着た少女が横顔をみせるイラストが多いのは、学生時代に恥ずかしがり屋で、同級生の女子を直視できず、授業中、その横顔をこっそり眺めていたからだという。もちろん、それだけではないだろう。
「高校生の音楽」の教科書や、小説『謎解きはディナーのあとで』(東川篤哉著)『夜は短し歩けよ乙女』(森見登美彦著)の表紙画を手掛けたことで知られるイラストレーター・中村佑介(なかむら・ゆうすけ、1978~)。その画業を振り返る「中村佑介20周年展」が、東京ドームシティ(東京都文京区