大企業における新規事業開発について

以下の記事から学ぶこと

大企業における新規事業で陥りがちな罠

1.意志なき起業
アサインされたから新規事業に取り組む。本来こうしたいという意志が最も重要。特に経営トップにこれがないと後述のもうかるのか?当社でやるべきなのか?という議論に陥りやすい

2.経験なき理屈
リサーチに時間を使い実践していないのにあーでもないこーでもないということ。特に過去の栄光からものをいう年配者や、事業をかじった中途半端な経験でものをいうミドルなど・・

3.顧客なき事業
顧客に価値を提供するものであるのに、社内の意見調整に時間を使ってしまうこと。まさにこれはよくあること・・・

大企業の中での新規事業は、上司のことを意識するのに忙しくて、顧客に相対する時間を持つことができていません。

4.熱狂なき業務
日々淡々と”新規事業”に取り組んでしまうこと。大企業のオペレーション業務とは違い、戦っているのはスタートアップだが

5.挑戦なき失敗

6.利他なき利己
3とも関連するが顧客関係なく、社内の関係性に重きを置かれること・・

7.自問なき他問
1とも関連するが、自分の考えではなく他者の借り物の意見を打ち出してしまう

結局は自分がどうしたいか、自分が考え抜いた末にこれでいくと決められるか

周りを巻き込み、薙ぎ倒してでも事業を進めたいと熱い想いを持つ個人がいることが大前提にはなる。

いわゆる大企業病の言われたからやってます、的な担当者では物事は進まない。その意味では顧客の担当者と思いを共有するというのは外部コンサルにとってもかなり大事。

そうはいっても日本の大企業でどうするのか?

大企業ってまさにこれ↓で、思いもってこれやりたい、というのがあってもどうしても社内向いて仕事をせざるを得ない環境があるんだよな。上司に意見することはなかなかしにくいわけで、それを外部に頼る、外部である自身からするとそれを代行してあげるというのが一つの価値なんだよな、と思う日々。

企業の中で生きている人が、上司や仕組みを批判するのは難しいし、何の得もないですからね。そういった場合には、起業のプロを外部から入れる必要があると思います。私は起業のプロとして仕事をしている時、上司や仕組みに困難を抱える新規事業担当者には「あなたは弓を引くな、私が弓を引く」と言っています。上司や上司の上司に弓を引いた私が契約を切られても、次に依頼された社外の新規事業支援者が、また弓を引けばいいわけです。そうやって屍の山を築いていくことは無駄ではないと考えてい

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