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私の原動力

レッサです。更新が止まっていましたね。

隠れ家音楽隊の記事が続きましたが、今日は私個人の話で記事を書きます。

※少しシリアスな話を含みます。



生まれ持った「特性」


あまり大っぴらにしていませんが、私は幼い頃からずっと悩んでいることがあります。
それは、周りが見えなくなって「掛かりやすい」ことです。

冷静な時は自分の立ち位置が分かっているのに、ここぞという時にテンパってしまって、それまで考えていたことが総崩れになる。

気づいた時には、いつも事が過ぎて我に返った後。
「どうしてそうなった?」
このシンプルな問いに対してこれと言った明確な答えが出せず、自己嫌悪することもあります。

医者に診てもらったこともありますが、それは生まれつきの特性みたいなもの。
いわゆる、ADHD。
薬で特性をある程度抑えられるとはいえ、残念ながらその根幹を治療することはできないようです。

過去に私もその薬を試しましたが、そこまで効果があるように思えませんでした。

ピアノとの出会い

そんな型破りな私は、子どもの時はよくいじめられていました。
ぐうの音も出ない正論に対して何も言い返せない、そんな自分がとにかく憎かった。

学校という閉ざされた社会が怖くなった。
赤の他人が、信頼できなくなった。
戦う気力もなかった。
自分の世界に、この身を閉じ込めたいと思った。

けど、抱いた感情はそれだけじゃなかった。
この悔しさを、何かしらの形で見返してやろうと思った。 
そんな私が出会った楽器が、習い事の一つでやっていた、ピアノだったのです。

「楽器の王様」たるピアノ

ピアノは音域の広さが他の楽器と比べてもダントツであり、音の強弱がつけやすく、複数の音を同時に出せる、自由度の高い楽器です。
一人で弾く分には、最も聴きごたえのある楽器だと思います。

自由で誰にも干渉されないということは、自分自身と真正面から向き合うこと。
それは、自分との戦いでもあります。

奏でる音色は、嘘をつかない。
一意専心で演奏する姿は、とてもカッコいい。

そうやって子供ながら思い焦がれて、がむしゃらにピアノを練習していたのです。

10歲ぐらいの時のこと。
発表会でグランドピアノを弾いた私を、同級生の一人が見ていたのですが、
演奏が終わって客席に戻ったあとに、その子が「すごかった」と言っていたのは今でも覚えています。

ウォルティとピアノ

幸いなことに、私はこの着ぐるみ界隈でウォルティを迎えてからは、たくさんの方々と交流するようになりました。

ウォルティがデビューしたのが2012年なので、その時から10年以上経ってることになります。
楽器を弾けるケモノ着ぐるみが、こんなに増えるなんて思ってもみませんでした。

悔しさを武器にして

私は、根っからの負けず嫌いです。
どんなに困難な状況でも諦めない、不撓不屈の精神は誰にも譲れない。

トランプ製作に、隠れ家音楽隊。
振り返ってみれば「挑戦」の連続でした。
何の知識もないところから、がむしゃらに作品を創り出してきました。

以前のような人見知りは影も形もないように見えますが、こんな状況になっても今なお、私は無意識にアガってしまいがちなようで。
我に返った時に、いつも悔しいと思っています。

生きることは、戦うこと。
生まれ持ったこの特性がある以上、私はこれからもずっと自分自身と戦うことになると思います。

でも、一人で戦う必要はない。
今や信頼できる仲間は、たくさんいる。

戦うのが宿命なのであれば、スポーツのように、
仲間とともに戦いを楽しめばいい。  
だから、仲間と一緒に戦い抜くまでです。

常に全力であれ。最後まで諦めるな。
負けた時こそ悔しんで、心を奮い立たせろ。
そして必ずやってくる、勝利の美酒に酔いしれろ。

泥臭い話でしたが、頑張ろうと思って頂ければ幸いです。
それでは、また。

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