2020_05_04

もうずいぶん前、フランスのお洒落ベビー誌を日本に持ち込んでその日本版MilK JAPONの編集長をなさっていた頃からお世話になっている中里さんからブックカヴァーチャレンジのお誘いを頂いたので、コレただ7回連続で思いついた本のカヴァーをいつもの日記の表紙として使わせて頂きます。

DAY1はカミュの「ペスト 」。ここでもチョロっと綴っているように、まだ20年ぶりの再読了は叶ってませんが、、、まだ1/3くらい。強力な伝染病は時の社会構造を大きく変えるインパクトがあって余りある。文体はとても説明的に美しく、淡々として不条理で。しかしこちらの不条理はお門違いの不条理で、コロナに乗じた安倍首相の火事場泥棒、憲法書き替えの術である。その類いの不条理は断じていらない。

なんて言いながら今は村上春樹の東京奇譚集をめくりながら、作中に登場するトミーフラナガンの何とも心地の良いピアノの音を聴きながら呑気な気分で書いています。アタクシは東京、しかもひと昔前の東京に並々ならぬシンパシーを感じてしまい、そのような文献なり小説なり写真集にはココロを掴まれて仕方ないのだけど、明日以降はそんなことも紹介したいなと思います。好きな場所は郷土資料館、人生の半分は散歩をしているような人間ですので。

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