2020/4/7

なんだかんだ毎日はただ過ぎてゆくわけで、ボクらはどうしてもその過ぎてゆくだけの時間に沿って生きるだけである。コロナがあろうが、シゴトがなかろうが。アタクシは先週からほとんどシゴトをしておりません。家族と毎日のんびりと自粛ムードの世界を生きております。それ以上でも以下でもない日常。真っ白な日常。

こんな穏やかさと狂気が隣り合わさった日常だからこそ、今まで生きた中で培った知恵とセンスを絞り、和かに、粛々と暮らしを紡いでいくことが大切なんだろう。近しい仲間とも大手を振って会合できない昨今、家族単位で寄り固まって結束力を強めるチャンスなんだと思いたい。

欲しいままに消費していた現代社会を一刀両断、このウィルスは我々に物を申している。社会構造を、労働方法を、経済活動を、当たり前とされてきたその物質至上主義を、いろいろ捨てて再構築しなさいと、そんなことを物申されているのだろう。

緊急事態宣言。この惨禍にはまだ終わりが見えない。何も知らない顔をして花の最後をまっとうしている桜は今日も寂しげに見える。でも季節は春爛漫、長女次女の入学式はすっ飛んでどっかに行ってしまったが、まあ春は春である。今が冬の入りでなくて本当に良かったと思う。

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