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ゆるりhandmadeな暮らし

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オシャレでも本格的でもない暮らしの中のハンドメイドの様子を綴ります。必要なものは自分で作ってみよう、でも作りすぎず、凝りすぎず、足るを知って。
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記事一覧

お直しできるから怒らなくてすむのだ【ゆるりhandmadeな暮らし#31】

先日、起床後にキッチンに降りてくると、先に朝ごはんを食べ終えて出かけた夫が使ったらしき木のトレイが、カウンターの上によく見えるように置いてあり、メッセージには「ごめん、割っちゃった」と。角が欠けたトレイの上に木片が二つ乗せられてました。そこからお直しの一日が始まりました。 欠けた状態のトレイの写真を撮っておけばよかったのですけど、うっかり忘れてしまい、イラストで再現試みるも無惨ですね(T . T) あまりの下手さに呆れますが、まあこんな感じで、一つの角が欠けて、嵌め込むピ

久しぶりのハレとケの洋服づくり 【ゆるりhandmadeな暮らし#30】

先日、ギターの発表会が無事終わりました。ホッ^ ^ ここ数年生活範囲がぐっと狭まり、きちんと身支度して人前に出る機会もほとんどなかったので、発表会出演が決まった時、真っ先に頭をよぎったのは「着るものあったかな?」ってことでした。はだしと着心地のいいものが大好きなわたしですが、下手っぴながらも一応ステージに上がるとなるとそんな訳にいきません。ギターの練習と並行してワンピースをなんとか仕上げました。 こちらがお手本です↓ 黒い麻布で作って、編み上げブーツを合わせたら、ヨーロッ

刺し子…近所のおばあちゃんではなく、クチュリエ先生に習う 【ゆるりhandmadeな暮らし#29】

刺し子を始めてみました。ほんとは違うクラフトをやろうと、ちょっとずつ道具や材料を揃えていたのですが、やっぱり製作の時に出るゴミが捨てにくいとか地球を汚すだけなのでは?なんて思いが巡り、結局は布と糸に帰ってきた感じです。陶芸をやってた時にどうしても捨てにくいものが出てきてしまい、自分の中のイメージをカタチにしたい強い思いがある時なら勝手にプラマイゼロでわたしだってエネルギーを生み出してる!なんて変な理屈こねてられたのですが、手すさびの手仕事は断然地球にやさしいほうがいい。まあ、

みんなでやるのか、ひとりでやるのか 【ゆるりhandmadeな暮らし#28】

遅ればせながら、でも寒の戻りでちょうどいいかも、なんて思いながら味噌を仕込みました。例年大豆を茹でて塩切り麹と合わせて、麦と豆の2種の味噌を合計10〜15キロほど仕込んでました。が、今年は大豆を茹でるのが体力的にしんどくなってしまったのと、コープ自然派さんで良い商品を見つけたので、ちょっと手抜きさせてもらうことにしました。 味噌玉作って仕込むだけになっております。箱を開けるとこんな感じ↓ ここまでやってもらってたらほんとに楽ちん!大豆が柔らかくなるまで、シャトルシェフで加

マクラメでお飾り作り(ゆるりhandmadeな暮らし#27)

夏の終わりから編み続けているマクラメ。家中のレースのカーテン作りに励んでいますが、ここにきて季節の急務! 新年のお飾り作りです。 本当は大麻を使ったお飾り、いいなあと思ったのですが、材料費講習費で結構な額でした。新年は誰もが迎えられる喜ばしい儀なんだからそんなに大枚はたかないとならないの?なんてムキになってしまい、麻ひもで作ってみましたよ。案外いいんじゃない〜。 調子にのってお世話になったあの人の分この人の分も、なんてやってたらにわか繁盛気分(⌒-⌒; )年内に渡さないと

足らない、欲しいのトラウマにサヨナラ☆…そしてもの作りでグラウンディング (ゆるりhandmadeな暮らし#26)

昨夜はキットを使って蚊取り線香を作りました。この季節に?いいんです、蚊取り線香ではあるけれど、お花のエッセンシャルオイルを入れて、お香感覚で使おうと目論んでいます。細長く成形するのは大変そうだったので円錐形にして、さらに、朝晩チョコっと炊けるように小さめでつくりました。ここ数年、ご飯の支度をするのにキッチンに立つと、まずお線香に火をつけて手を合わすという習慣になっているので、その代わりにこの手作りお香を焚きたいな、と思っています。 お線香の匂いがちょっとキツいので作ってみよ

ものづくりの中での得意不得意についての会話…特性資質が見えてくる?(ゆるりhandmadeな暮らし#25)

トップ画像は先週作ったばかりのジャンバースカートです。涼しくなって着るものがなく、焦って作ってましたが、散々…。洋裁の中には先を見越さなきゃいけない数学的な部分(?)があって、「あらかじめここをたたんで一緒に縫い込んでおいてひっくり返すとほら!」とか「この順番でやっとかないと先へ進めなくなるからね!」みたいなトラップが仕掛けられています。 そういうのを初回からすっ飛ばすわたし…。 そもそも裁断時からアウトで、前見頃と後ろ見頃がそれぞれ左右の二枚はぎになってるのですが、なぜ

使いながら仕上げてる (ゆるりhandmadeな暮らし#24)

夏の終わりから、ひたすらマクラメ編みで家中のカーテンを作ってます。カーテン…うーむレースのカーテン代わり?もう何十年もしっくりくる目隠しカーテンがなくて蚊帳布だったり、ヨーヨーキルトを作って繋げてみたり、レース糸で方眼編みしてみたり、まあ本当にいろいろ試してきました。目隠しになってくれて風と光を通して息苦しくないようにするにはどうしたらいいのだろうか、って。ずーっと答えが見つからないまま過ごしてきました。 それで何気なくマクラメ編みで作ってみたらドンピシャなのです!重たいの

祈りのクラフト瞑想 (ゆるりhandmadeな暮らし#23)

ロクロをひいていた時も感じてましたが、集中しつつも細かい設計図などに沿って進む必要のない(つまり左脳を使わないってことか?)手仕事は、ほぼ瞑想なんじゃなかろうか。そして昔の背守りじゃないけれど、やはりそこには何らかの祈りや愛が投影されるのではなかろうか。そんなふうに再確認しました。 ちょっと調子が下降気味のわんこさんの横でマクラメ編みをし始めたのは、なんとなく気持ちがソワソワしたから。我が家のわんこさん、気づけばシニアで、7月終わり頃から歩きたがらず、ごはんも食べはするけど

大人も汗とりタオル (ゆるりhandmadeな暮らし#22)

夏場は不要不急のミシン仕事はしないことにしています。汗だくで急いで作ってもイマイチな仕上がりにガックリするし目が疲れて貧血気味になってしまうし。でも今日は、炎が点ってしまい、夏前のカーテン作りの最後についていた黒糸を 白糸に付け替えて、午前中から足踏みでせっせと縫い物仕事でした。そうなんです、今使いたいのです、汗とりタオルを。 こどもたちが小さかった頃、幼稚園からマラソンタオルを用意するようにお達しがありました。遠方から引っ越してきた我が家は、はて?マラソンタオルとはなんぞ

そうか!目指すはシェアハウス (ゆるりhandmadeな暮らし#21)

こちらのマガジンはご無沙汰してしまいました。ハンドメイドな暮らしをしてなくてネタに困った訳ではなく、むしろ怒涛のハンドメイドラッシュが今も続いていて記事にする余裕がありませでした(><) 我が家は夫とわたしと成人した子どもの四人暮らし。そう、気づけば子どもたちが大人になっていました。 みんなで団子になって行動していたはずが、いつの間にか、家族それぞれ生活パターンが形成されていて、起床時間や帰宅時間もバラバラ。いろいろ問題点も出てきました。みんなの季節ものを1箇所にまとめて

冬支度…わんこさんと一緒 (ゆるりhandmadeな暮らし#20)

今年はもう本格的な冬は来ないのかと油断していたら、いきなり冷え込んできましたね。リビングの隣部屋で作業してると玄関や洗面所からの冷気がすーっと…。重ね着してもごまかせない寒さです(;o;) 元々は和室だったこの部屋で、わたしとわんこさんは日中のけっこうな時間を過ごしています。畳のうえにリノリウムのカーペットを敷いているのは、陶芸製作が主な用途だったから。今は古くなった窯とロクロを手放し、半分はミシンと生協の通い箱の大群などを置く物置スペース、もう半分はギターやウクレレを置い

使いやすさと作りやすさ(ゆるりhandmadeな暮らし#19)

なかなかお気に入りの定番ショーツが作れなくて、悪戦苦闘しています。ショーツの話題ですが、閲覧注意は何もありませんので安心してお読みくださいσ^_^; インナーを手作りしようと何年越しに思い続けているのだろう…?締め付けなくてサラッとしてて着心地のいいショーツをまずはつくりたい。かつて子供が小さかった頃にお揃いで作ろうかと試したが、使った型紙では窮屈さを感じて定番化しなかった。そして何年か後、ふんどしショーツやふんパンなるものが流行り出した。 この突如現れたふんどし軍団は作

リメイクあれこれ(ゆるりhandmadeな暮らし#18)

手づくり、ハンドメイドって地味でコツコツ役に立つものを作るのが本来の姿なのかなあと思う今日この頃です。昔は「作るって楽しい!」が何より優先だったので…。 というのも、楽しんで作ったものをずっと取って置きたいか、大切に使いたいか、というと、わたしにとっては少々ギモンでして。作ってるその時間が楽しいのと出来上がったものを大切に思うのと、ちょっと温度差がある気がするのです(あくまでわたしの場合)。というわけで、長いこと浸ってきた「作ってて楽しい」はひとまず横に置いといて、「暮らし