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「引き算」を学ぼう

 昨日スーパーに行ったら、スイカが並んでいて夏を感じた。5月5日は立夏。

 長男が5歳の誕生日を迎えるので、新しいおもちゃを買うために、長男と夫で今あるおもちゃの整理をしてくれた。「これはもういいよね、これはまだ使うよね、ずっとなくしていたと思ったのに出て来たよ」などと言いながら。
 長男が単純に元あった場所に戻すだけの片付けから自分のものを管理する意味での片付けをできるようになったのは4歳を超えてからだ。

 ”定期的な片付け”は、物を分類する、優先順位をつける、全体を把握する、物を大切にする、等々たくさんのことを学べる機会となる。私自身は片付けが得意ではないが、子供が片付けをしていると親も部屋をきれいにしたくなり、良いことづくめだ。
 
 今朝の日経新聞に「現代人は『引き算』が苦手」という記事があった。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC069WL0W1A500C2000000/
 整理整頓の話ではなく、人間は「足し算」を意識し「引き算」を軽視する傾向があるそうだ。「引く」という選択肢を見落とす「思考の欠陥」。
 「引き算」は過去の労力を無駄にするという負い目や、何を処分するかの判断には相当な認知資源(エネルギー)が必要で、「勇気」のいることだそう。
 
 大切なものを残しながら、足し算に頼るのではなく引き算で解決する習慣。子どもが片付ける姿を見ながら、あらためて学ばせてもらった。

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