世界最強組織とは

國井修著「世界最強組織のつくり方」読みました。
http://fgfj.jcie.or.jp/t…/2019-07-08_osamu_kunii_publication

☆世界最強組織は他の組織とどう違うのだろう?
 という視点で読みました。

☆学んだこと
世界最強組織…「学習するメカニズム」と「機会」、
「失敗」を恐れずに革新する「文化」と「実践」があること

学習し進化する組織は批判を恐れない。
むしろ、批判をバネに学習し進化する。
謙虚さと不屈の精神をもって未来を創る。

「飛躍した企業が偉大になれたのはなぜか…慎重に選びぬいた分野で世界一になるために必要なことはすべて行い、一層の改善を常にめざす姿勢、この規律にある。秘訣はこれほど単純。そして、これほどむずかしい」
(『ビジョナリー・カンパニー』)

☆印象に残ったこと
「ビジョン」と「ミッション」「バリュー」
の理解と共有の必要性
 ビジョン…組織が目指す将来の理想の姿
 ミッション…組織の存在理由、任務や使命
 バリュー…組織の一人ひとりが持つべき考え方・価値、価値基準、姿勢
 ※曖昧にしがち。それぞれを理解し、意識(共有)する

「戦略」とても大切だがあくまで「手法」
 具体的に活動する中で組織内で「思考」「分析」「想像」「判断」して「現実の成果」に結び付ける「責任」がある。
※戦略作りに苦労や時間・費用をかけても見合わないことがある

「適材適所」ではなく「適所適材」
 人を見て与えるべき課題や仕事を考えるのではなく、求める働きや役割を最初に定義してからそこにマッチした人材を探すことが重要
※多様な人材を生かすために個々の能力ばかりに目をむけがちだが、「組織を成長させ成果を高める」ためには最初に求める働きや役割を定義することが求められる

武士道型雇用と騎士道型雇用の違い
 日本の武士道は生涯に渡って主君に使える忠誠心こそが重要だが、戦で敵への降伏を拒否し死ぬまで戦うか自決もやむなし、一方で欧米の騎士道は主君への忠誠心は重要だが勝利を重んじる、武士道のような無駄死は不名誉になる。更に騎士道ではときに、主君にはドライになり、むしろ女性を大切にする。女性を争いから守り女性に従うべきと考える。組織よりも家族を大切にする欧米の方が多いのもここに影響があるかもしれない。そしてグローバルファンド組織は騎士道型。
※ここで私が感じたのは、組織に忠誠心を持つことは重要。ただし、自分にとって本当に大切なものは何か(家族、地球、未来、…)考え、それを貫く姿勢も大切ということ

■人事評価の大切さ
 評価対象は3つある。「業績」「職能」「行動」。評価基準を組織内で徹底的に共有することで「改善すべき内容に集中」することができる。
※評価されたいために評価制度を知るのではなく、自分が「改善すべきこと」に集中するためにこそ制度を知る必要がある

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