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#20「3Dプリンター」積層恨を消すことを考える。~スジ彫り編~

どうもー✋
平の社員です。

前回はパテ塗後の下地処理のサーフェイサーを吹いていきました。今回は塗装の前にスジ彫りをしていきたいと思います。


スジ彫りとは?

溝(スジ)で”輪郭”や”つなぎ目”表現する技法です。溝を掘るには先のとがった鏨(たがね)を用いります。スジ彫りだけでは十分ではなく、その後に墨入れをすることでパーツの境界がはっきりし、濃淡が協調されることでディティールが再現されてよりリアルな仕上がりとなります。

スジ彫りをするのに使用する工具

タガネやチゼルといった先端が尖った工具を使用します。以前使用したデザイナーズナイフでは先端は尖っていますが溝とするには先端がある程度平行な面が必要なためスジ彫り用の工具が必要になります。

タガネでは深さが無くても必要な溝を再現できますが、ナイフでは刃幅まで再現までほるにはかなり深くまで入れる必要があります。仕上がりも変わってしまいます。今回はWAVEのHGマイクロチゼルセットを用意しました。幅の最適具合はわからなかったので0.1~0.5㎜から選んでいきたいと思います。

断面 (タガネ(左) ナイフ(右))
WAVEのHGマイクロチゼルセット

下書き

まずはスジ彫りをするための下書きをしていきます。シャーペン等で消せる具合に薄く書いていきます。パーツが小さかったり平だと書きやすいのですが3Dプリンターで一括印刷したのでかなり書きづらいです....

サーフェイサー直後ののぺっとしている外観がリアルな感じ少し近づきました。

サーフェイサー直後
主要なラインを下書き後

ガイド用のマスキングとスジ彫り

このまま真っすぐ溝を掘るのは不可能なのでマスキングテープでガイドをしてあげます。ただマスキングテープが途中で剥がれたりするためなかなか上手く溝が掘れない….
間違えた場合は接着剤で補修する等のリカバリー方法はありますが、今回はそれも味?としてそのままでいきます。

下書きに沿って筋彫り過程

仕上がり

前後で比べるとやはりスジ彫りは必須な印象です。反省点としてはマスキングが剥がれて途中で曲がってしまう。これを防ぐにはパーツを分割してきれいに掘れるように正しくプラモのようにすることがポイントかなと思います。

筋彫り後

少しずつ仕上がってきていますが、まだまだ完成が遠いです。
次はいよいよ塗装してきたいと思います。

では次回~
またねー✋

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