イベントレポート:ライブペインティング
こんにちは。平砂アートムーヴメント2020(通称:HAM2020)ディレクターの小池です。
HAM2020《Open Space》では、12月までの間、毎週末にイベントを行いながら、つくばセンター広場という場所やそこに集う人々に対する理解を深めることを狙いとしています。
平砂アートムーヴメント2020《Open Space》活動の指針となるステイトメントを公開します#平砂アートムーヴメント pic.twitter.com/M2wSIomyTk
— 平砂アートムーヴメント2020 (@hamhamham2019) October 5, 2020
先日は、第一弾として10月17日(土)、18日(日)の2日間でライブペインティングを行いました。
2020.10.17(Sat) 18:00-21:00
本プロジェクトのアートディレクションも担当している岡本太玖斗さんがアーティストとして出演。
生憎の雨でしたが、駅前フィンラガン店内で、壁のスクリーンに映しながらグラフィックを制作。リアルタイムで形が生まれたり、輪郭が変化したりする様子は普段あまり見られない光景です。
その時フィンラガンに遊びに来ていた女の子が好きなキャラクターを紙に描いて、それを岡本さんがデザインに起こしていく様子も印象的でした。
実際に女の子がイラレを体験してみたり... 虹のイラストが完成すると嬉しそうに写真を撮っていました。
一方で気になったのは『フィンラガンに』来ていたお客さんと『ライブペインティングに』来ていた人との関わりが少なかったこと。特に団体で来ている方々はテーブルや座敷でお喋りをしているため、物理的な分断も感じられます。
私たちが今回の《Open Space》で重点を置いている「学生と市民」という二つの立場の現状が垣間見えたようです。
また、岡本さんは「誰かにお題を貰って作るのを見せるだけでは仕事と同じだし、レクチャーしているところを見せるのもライブペインティングとして成り立っているのか」とイベントを通して感じたことを話してくれました。
市民と学生との関わり合いを作りながらも、アーティストと鑑賞者という関係性も保つ必要がある。今後のイベントを行う上でも必要な気づきが得られたのではないでしょうか。
2020.10.18(Sun) 12:00-18:00
2日目はSHEN LINTAOさんによるライブペインティングです。
お昼時には広場は市民の方々で賑わい、大きなパネルに描く姿が人目を引きます。また、広場がくぼんだ形になっているため、階段の上のペデストリアンデッキから覗き込む人もちらほら。
特に子どもたちはスプレーや絵の具に興味津々。ときどき近づいて話しかけてくれる人もいました。
ライブペインティングの中で記憶に残った出来事をSHENさんに聞くと、「つくばで研究職をしている方が僕も絵を描いているよって見せてくれた。(市民の中にも)美術好きな人がいるんだなあって感じました」と、話してくれました。
2日間のライブペインティングは、昼と夜、屋内と屋外、アナログとデジタルと対照的で、新鮮さの感じられるイベントでした。2日間とも足を運んでくださったご家族も!どちらも楽しんで頂けたようで良かったです。
今後のイベントもTwitter、Instagram、Facebookで情報を発信していきます。また、毎回イベントレポートも残すので、イベント情報と併せてチェックしてみてくださいね。
◎完成作品はこちらからもご覧いただけます→https://www.instagram.com/hirasuna_art_movement/
写真撮影:
Jimpachi Masuda(Instagram @masmasjimpa)(2020年10月17日)
阿部七海(HAMディレクター)(2020年10月18日)
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