造形教室ギャラリー:::デッサンと鋳物(一般)
こんにちは。T-BOX造形教室の新作をご紹介します。
まずはトモコさんのデッサン。知人のわんこさんの写真を見ながら描きました。今回苦戦したところは・・・描きすぎた!!!とても良いことではあるのです。しかし、理想としては、絵を見たときに、まずパッとわんこさんのお顔の可愛らしさが目に飛びこんできてほしいのですが、どこもかしこも同じように描き込んでしまうと、見た人のおめめが迷子になり絵の印象が弱まってしまします。というわけで、後半は調子を合わせる作業が多かったように思います。どうでしょう、お顔がパッと見えるように仕上がったのではないでしょうか。完成、おめでとうございます!
(写真はクリックすると大きくご覧になれます。)
続いて、鋳物(いもの)の作品です。
ヨシコさんのピューターのお皿2枚完成しました。
どちらも雲のようなお皿でかわいいですね。アクセサリーなど小物のディスプレイなどに活躍しそうです。せっかくなので空のイメージの背景で撮ってみましょう。
ほら、かわいい。
写真がヘタで伝わっているか不安ですが、お皿の上の面下の面は鋳肌といって型の砂の表情を残してあり、フチはヤスリをかけてピカピカに磨いてあります。キラッと光るフチがアクセントになってグーなのです。
皿だけに?・・・サラッとピューターのお皿と申しましたが、ピューターとは錫(すず)の合金です。融点が低く、ステンレスの容器に入れてガスコンロで溶かすことができます。今回は石粉粘土で原型(作りたいカタチ)を作り、それをもとに生型(なまがた)という方法で鋳型を作ります。たい焼きの型のように表と裏のカタチを特殊な砂で型取って、原型をそっと取り出し、型を合わせます。その鋳型に溶かしたピューターを流し込みます。生型は名前の通り、焼かない型なので手軽ですし、ピューターを使えばコンロで溶かして鋳造できるので教室でできる鋳物として生徒さんも楽しんでいます。
大きさはこのくらい。T-BOX的に通常の型枠でできる限界の大きさ、といったところでしょうか。完成、おめでとうございます!
さて、10月になりました。余談。
緊急事態宣言が解除されたのに伴い、お休みにしていた造形教室のこどもの部を今日から再開します。お休みに突入するまえの課題に取り組みつつ、新しい課題の準備も進んでいます。
新しい課題は「模写」!!
といういわけでT-BOX階段図書室から資料を引っ張り出して、あーでもないこーでもないと名画を選定しました。お子たちに好きなモノを選んでもらって取り組みます。
さらに余談。T-BOX階段図書室、「そうだ!階段を図書室にしちゃおう!」と思いついて夫婦でルンルンしたのは2年前の今ごろ。造形教室こどもの部をお手伝いしてもらっているファンネィチャーファーニチュアーの濱谷さんに相談して施工していただきました。濱谷さん、あまり派手に宣伝活動しないのでネットにあまり情報ありませんが、丁寧な仕事の家具職人さんです(勝手に宣伝)。T-BOXの超ご近所さん。おかげで、なかなかのワクワク空間に仕上がりました。
本棚の写真では黄色の背表紙が目立ちます。それはナショナルジオグラフィック日本版の背表紙で、日本版1冊目からすべてあるのです!(制作の資料として定期購読しています。)他には美術書から趣味の本、クラフトの本、漫画少々・・・教室の資料ですね。これだけの本棚を作ったら、少しは本棚が余るだろうと、さらに本が買えるだろうと夢見たのですが、まったく余らなかった、という驚きの蔵書量でした。階段図書室用の座布団、ご用意しています。ここにこもるの、楽しいと思うのですが、、、来室者はあまりいらっしゃいません。。。笑。
あら。ちょっと余談が過ぎました・・・今回は徒然なる造形教室ギャラリーとなりました。教室が再開するので、また近々書きます。
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