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街へ行って、虚しくなって、河原で独り歌った。

どうも、ちょっと抜け殻になってしまったようです。

5日ほど前、サブスク配信の手続きを、
勉強し、終えて、
6曲、リマスタリングして、
タイトルもジャケイラストも描きかえて、
やっとローンチ、船出したのです。

あとは配信手続き業者さんが、
各配信業者さんに段取りしてもらい、
6/3にはあちこちで聴けるようになる予定。

抜け殻になってる場合じゃない。

金曜日から
本当に2020年1月以来の
5日間の演奏ツアーもあるし。

先発の6曲以外にも、
2020年2月から
根つめてレコーディングしてきた曲が
すでに14曲くらいある。

これらの曲も、
もう一度、音を調整して、
youtube以外でもガンガン
手軽に聴いてもらって、
拡がっていくことをイメージしている。

そう。

焦点が
定まらなくなっているんだ。

ずっと、
ライブ活動を発展させていきたいと想ってた。

しかし、才能がなかった。

いろいろのね。
音楽の才能が有る、無し、みたいな
「誰が決めるんだ?」という
次元の話ではなくて、
向き不向き。
夢中になれるかどうか。
本当は、
何に覚悟しているかって話。

いろいろ足りなかった。
音楽的技術もそうだし、
何より
他者との社会的関係性の結び方、
世渡りってのかな・・・

苦手意識がわんさか。

まぁ、いろいろな結果、
ライブを決める。
宣伝しきれない。
お客さんが来ない。
その後、知り合ったみんなとの関係性も・・・
いや、このnoteを読んでくれてる方には
嬉しい限りなんですが、
僕が何をしたいかってことは・・・

今日の道すがら、
聴いていたyoutubeに応えがありました。

甲本ヒロトさんです。
「バンドやってお金持ちになりたいとか
バンドやって有名になりたいとか、
そんな二つも望んで
バンドを手段にするんじゃないよ。
バンドやるのが夢なら、
バンドを始めたときから
ずっと夢は叶い続けてるんだよ」

・・・そうそう。

「詩が歌いたい。」

歌った時に
夢は叶ってるの。

だから歌うために
歌えていない状況は辛い。

いや、辛いわけではない。

意味がないんだ。

そんな氣付きに励まされながら、
片道3時間の、博多天神の路上へ向かった。

告知も何もしなかった。

だって、
何だか定まらなかったんだ。
他の理由が。

「歌う」

それはどこでもよくて。

ただ、
こんな目標にでもしないと、
子どもの相手や、
畑の相手や、
家の相手や、
友達や、
奥さんの相手、
社会の相手で
飲み込まれてしまう。

「詩」は
日常ではほとんど必要なく、
独り、胸の奥で響いている。

下手をしたら、
その胸の鼓動も忘れてしまう。

そうそう、
これがなければ始まらないはずの
「音楽活動」の相手ですら、
下手をすると飲み込まれてしまう。

「詩」は
歌うと、現実となって現れる。

だから、
SNSでも何も呟かずに、
奥さんにだけ、
形式上の覚悟を伝えて
出発した。

結果は・・・
1時間ほどで、
虚しくなって帰った。

前回の久留米のときのような
心境には至らなかった。

でも、
2019年まで、頻繁に
はるばる車を、
誰と会う約束もない路上のためだけに
走らせていた僕だ。

2年ぶりに
街の様子を確認できてよかった。

ほぼ全員がマスクしているとはいえ、
路上で歌っている人もいて、
嬉しかった。

マイクやアンプ無しで、
ギターとハモニカ奏でながら
「プカプカ」や
「生活の柄」を歌っている人もいて、
声かけて、一緒に笛でも吹かせてもらおうと
自分もすっきり歌い終わった後、
声かけようかと想って
戻ってみたら、
夜の工事とかが始まって
彼はいなくなっていた。

残念。

けっきょく、
僕は何がしたいんだろうか?

ついつい
現実的な現実に
道を譲ってしまって、
「夜」や
「河原」や
「森」や
「note」の
「独り」に時間に
生き生きと生き始める。

僕は
野口整体、体壁、腰椎的に、
人間関係は受け身傾向。
そのくせ、
しっかり、ちゃんと、
面倒を見ようとする傾向。

いやいや因果な体壁だ。

まぁ
仕方ないね。

けっきょく、
巨大な、駐車も勝手にできない街から離れ、
日田の三隈川の三角州で
この歌を収録して、
さらに山深くの自宅へ帰りました。

*************

抜け殻・・・そう。

本当に、
レコーディングして
納得の音で表現して、
それが多くの人に届いて、
そこから全てが始まるんだ!

という想いで
今、やっています。

それが今、第一なので、
それ以外のことが、
おかげさまで楽です。

執着なくつきあえるっていうか。

ライブとか、旅とか、
羨ましがることなく、
必要になった分を
必要な分だけこなす。

僕の内心にある執着は
早寝して、
早起きした早朝の自由な時間に、
どれだけレコーディングを進められるか。

それが一段落したんだから
抜け殻にもなるね。

金曜日からの「風の音楽家」のツアーも
二人の音の上にのせて
詩を歌えることが嬉しいです。

好い演奏がしたいな。

それで狙いが定まっていない感じもします。

だから今日は路上へ行ったんだ。

何かしてる感が欲しかっただけかもね(笑)

何にしても、
歩みを進めます。

うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。