IT講座受講日記11日目~合同説明会~

 どうも。平日の疲れが蓄積されて週末にぐったりしてしまい体力気力が人より劣っていると感じる、ひらりんです。

 昨日は東京都デジタル人材支援事業の講座は無かったのですが、その運営元による合同説明会がありました。ただ事業のスケジュール上では「就職活動日(個別活動)」となっている日であり、参加は完全に任意です。合計4社が参加されていて、開発系、インフラ系どちらを目指している人も参考になる内容でした。
 
 普通説明会を受けると、より業界への知識が深まって働きたくなるものだと思いますが、私は逆により働きたくないという気持ちが高まってしまいました。

 というのも、複数の会社が採用の時に「エンジニアとして働きたいという覚悟」を見るというようなことを言っていたからです。確かに講座を受講しているとはいえ実務経験がない以上未経験と同じで、そんな人を雇うのであれば、スキルを見られないから意気込みや人となりを見る必要があるのでもっともなことだと思うのですが、私はとても怖くなってしまいました。
 この記事を今までご覧いただいている方はおわかりかもしれませんが、私はあまりこうしたいという強い欲求が無いのです。

 やってみてダメであればいいや。そんな気持ちで生きているので、覚悟があるかと問われると途端に尻込みしてしまいます。
 とはいえ、別の話ではありますが以前覚悟を問われて二つ返事で答えたようなこともあるので、いざ聞かれたら答えられてしまう、装えてしまえそうだとは思うのですが、冷静に考えて答えろと言われると、覚悟は無いです……と何事にも答えてしまいそうです。

 覚悟を身につけるべきか、それとも装った覚悟でも良いと納得できるかですよね。
 エンジニア以外にもしてみたい仕事はあるし、あまり物欲がないおかげで築けてしまった資産があるために働かなくても数年は生きていけるし、切羽詰まっていないというのもおしりに火がつかない原因です。

 でも私昨日の記事で「誰でも良いっていうのは良くないと思う」って言ってるんですよね。この考えでいくのであれば、数ある職業の中でエンジニアのどういうところが他より魅力的なのか考えればいいのかなとは思うのですが……
 やはりどんな仕事にも良いところ、悪いところがあり、私には決められません。決められないというより、自分の選択に責任を持つのが怖いのだろうとも思います。

 全て他者に決めてもらえれば、そのせいなんだって人のせいにできますから。私は何でもよかったのに、あなたが決めたんでしょうって。
 他責思考ここに極まれり感がありますね。

 さて、自分はなんてダメ人間なんだとひたすら書いてしまいそうなので、少し話題を戻して説明会のことでも書いていきましょう。
 法律的にアウトなことを書いている会社を見つけてしまいちょっと面白かったです。どういうことかと言うと最低賃金割れです。
 基本給、(みなしの場合)固定残業代それぞれで最低賃金を上回るようにしないといけないようなのですが、ある企業は固定残業代を下回っていました。
 東京都の最低賃金はただいま1072円です。1072*1.25*10=13,400円。20時間であれば26,800円、30時間なら40,200円、40時間なら53,600円と必要だと思うのですが、これを下回っているものがあり誰も気付かないのが恐ろしいなと思いました。
 10月に変更されて、もう3か月も経っていますからね。というか、そもそも変更以前の段階でも最低賃金ぎりぎりで働かせているということに対して危機感を持つべきだと思うのですが、それを納得して説明しているというのも怖いところです。

 みなし残業全般が悪いことだとは思いません。無駄に残業しようとする人の抑制になるのは確かですから。ただ、一人だけ残って仕事をするケースって新人の内はあまりないと思うし、無駄な残業が発生していそうなのであれば上長が指摘すればいいだけなのではないかと言う気がします。
 とはいえ今はテレワークが増えていたり、すぐパワハラになりそうだとか難しい話ではありますが。上長自体の負担も増えるわけですからね。

 ただそのみなし残業時間もせいぜい20時間くらいにすべきだとも思います。30時間、40時間と設定している企業を見ると、いやでも残業代を出したくないというような雰囲気を感じますし、残業が発生した際も無駄なことをしていると思ってしまいそうです。残業=無駄だと思うのはある意味良いことですが、徒労に感じてしまうのは良くないことかなと。
 基本給を下げたいという意図もあるだろうと勘繰ってしまいますしね。ボーナスは基本給から出すわけですし。

 「残業をしなくても十分なお金を出せるようにこの金額に設定している」とあたかも新人に対しての思いやりがあるような説明をしているのも、白々しく感じてしまいますね。
 そう説明するのであれば、例えばの話ですが、基本給18万みなし残業代4.5万(30時間)と設定するなら、基本給19.5万みなし残業3万(20時間)で良いじゃないかって。特に新人の間はほぼ定時上がりという説明があったりすると余計にわざわざ30や40時間設定する意味って無いじゃないかと思います。

 そんなに否定的ならそういう会社で働かなければいいんじゃないかと思われるかもしれませんが、少なくないようなのが悲しいところ。
 私は前職時給制で働いていましたが、月に170時間も働かずとも月収は25万をゆうに超えていたので、週5で頭脳労働して、更に残業をしても給料が20万強くらいで収まってしまうのがとても無駄に思えてならないのです。

 単純に前職で私がもらいすぎていたとか、スキルの無い新人の間は仕方ないと割り切ってよいものなのか、悩ましい限りです。
 後者の気持ちで求人を見ようと思っていたのですが、いざ説明会を受けたり、求人票を見返しているとやはりこのようにぐだぐだ考えてしまいますね。

 こんな私でも働くことができるのか、働かずに朽ちていった方が良いんじゃないか。なんておもってしまいますが、私と働きたい方がいればお声がけいただけると嬉しいです(こんな記事で書くことじゃない)

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