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手放す本と残す本

また本を手放すことにした。

ありぃ〜がとぉー
さよぉ〜なら〜
とぉ〜も〜だちぃ〜♪

ひとつずつのえぇーがお〜
はぁずむぅーこえぇ〜♫

この歌なんだろう。
本を並べながら頭に回っていたのは
この曲だった。

夏の日差しぃに〜いも〜
冬の空の下でも〜
みんなまぁ〜ぶしぃ〜いく
かが〜やいいてた〜♫

夏の終わりに
大切な本を手放すのに
とってもしっくり来る曲だと思う。

昔、夕方に
【みんなの歌】と言う番組が
3チャン(NHK)でやってて
その時に覚えた歌。

記憶が間違ってなければ
中井貴一も歌っていたような…?
違うか。

前回残した父の本と
何度目かわからない私の本の
《手放しの儀》。

今まで
ずーーーっと
ずーーーっと
江國だけは(江國香織さんを私の中で
江國もしくはエクニと呼んで敬愛している)
エクニだけは
手元に全て持っていたけど

この4冊は
今の私には
馴染まない気がしたから
手放すことにした。

ありがとう。
さようなら。

大好きなエクニだけど
また必要になる時期が来たら
もう一度買うから。

少しずつ
新しいことや
新しい環境に向かおうとしている今
本も
物も
自分のルールも
思い込みも
今必要かな?と
考えてみることにした。

今 好き。
今 大切。
今 いつも近くにいてほしい。
と思うものに囲まれていたいから。

ありぃ〜がとぉー
さよぉ〜なら〜
とぉ〜も〜だちぃ〜♪

火曜日に引き取りが来るから
その時まで見たいものは見よう。
(執着すごい)

人生は選択の連続
何を捨てるかより何を残すかが大切
とかいろんなところで聞くけど

そしてその通りだと思うけど

残ったものをどれだけ楽しむか
どれだけ愛でるか

そしてそして残ったものをみて
「わたし、やっぱりすごいこれ好き〜!」
って自分が思うことが重要だと思う。

今の本棚に並ぶものが
本当に好きで選んでるものなんだ
と、後で思う日のことを考えると
残したものにより一層愛着が湧く。

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