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平尾台という、はじまり

2022年、秋。あっこさんと二人で、「平尾台」を歩く小さなツアーを企画しました。
「地球のかけらHIRAODAI」の西中さんご夫妻にガイドをお願いして、黄金色に輝くすすきの草原をゆっくり歩きながら、珍しい野草を観察したり、ナウマンゾウの化石も出たという洞窟をプチ探検したり。晩秋の平尾台の一日を存分に楽しみました。
私たちが平尾台を歩くイベントを始めたと言うと、「どうして平尾台なんですか?」と、よく聞かれます。
天然記念物にもなっている自然豊かな北九州のカルスト台地。めずらしい野草も野鳥も見られるし、鍾乳洞がいっぱいあって、ケイビング(洞窟探検)、ハイキングやクライミング、トレイルランニングやパラグライダーまでできるのだと、平尾台の魅力をたくさんあげることはできます。でも、私にとっての平尾台の魅力はもっと別の「なにか」で、それを一緒に体験しようとわざわざ人を誘う理由も、うまく言葉にすることができずにいました。

北九州市で生まれ育った私にとって、平尾台はそれまで「知っている」場所でした。でも、実は全然知らなかった。それに気づいたのは、西中さんのガイドで平尾台の山伏古道を初めて歩いた日です。
「えー! 平尾台ってこんなところだったの?」と、衝撃を受けました。
それが、私たちの「平尾台、再発見の旅」のはじまりでした。

まず、私たちが楽しもう


あっこさんと私はともに、不登校・ひきこもりのお子さんの
保護者の方に向けた活動をしています。
それぞれ、活動の拠点は北九州市と川崎市で離れているけれど、
共通の想いがあります。
それは、「私たちがまず、楽しもう」ということ。

私たち大人が楽しんでいれば、子どももきっと元気になる。
それは、私自身の経験からも、
不登校・ひきこもりを経験した方や
その保護者の方、支援をする立場のたくさんの方々に
お話を聞いていく中でも、ずっと感じてきたことです。

おとなも楽しんでいい。夢中になって遊ぶ時があっていいし、
親とか、先生とか、〇〇ちゃんのママとか、家庭や仕事の役割ではない
素の自分ーー子どものころのように純粋な自分に返って楽しむこと。
それはとても大事なことなんだと思います。
忘れがちなそんな時間を、取り戻しませんか? 
まずは平尾台で(笑)。

(あかね)





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