覚えるとは？

「私は？」覚える速さが人と違う。気にすることはない。当然だから。早く覚えるが、すぐ忘れる人。なかなか覚えないが、なかなか忘れない人。すべて個性。良し悪しではない。なぜ覚えるか。使うため。なら使いながら覚えれば良い。早くても遅くても結局ゴールは一緒。自分の個性を大切にしましょうね😊

— ひらの｜身体で表現する先生 (@hirano_happy) March 28, 2022

「全然覚えてないんです😭」

「生徒さんの悩み10選」の一つ(笑)。

😭「レッスンで習った振付を覚えられない」
😭「前回のレッスンで習った内容を覚えていない」
😭「今日習った内容を、家に帰ったらすっかり忘れてしまった」

こんな声を生徒さんからよく聞きます。

そうなんですよね、わかります。

私も経験がありますから。

電車に乗って早朝にレッスンを受け、帰りの電車で疲れて眠る。

帰った頃には習ったことの半分は抜け落ちている。

「なんでだろう？」と自分の記憶力の無さを嘆く。

その繰り返しでした。

しかし、覚えることは必要条件であって目的ではないんですよね。

ダンスを習う人の目的は「踊る」です。

「覚える」は「踊る」ための要素の１つでしかないのです。

では、なぜ「覚える」のか。

それは、習ったことを別の時間や別の場所で反復するためなのです。

約20年前、私が大学生の頃の話です。

動画撮影には大きなビデオカメラが必要でした。

手軽に手に入らない上に持ち運びが大変。

大学の部活に一つ、それをみんなで共有していました。

そんな当時は「覚える」というスキルはとても重要でした。

しかし、今はスマホがあれば振付は記録できます。

レッスンで教わったことは手書きのメモやボイスメモで記録できます。

つまり、問題解決が簡単になったのです。

当時、覚えるにはレッスンを受けた後すぐに反復練習をするしかありませんでした。

教室に残って覚え切るまで帰らない。

何時間も居残り。

その繰り返しでした。

今考えると要領が悪かったんですね(苦笑)。

覚えることに時間をかけず、踊る時間を増やす。

これが大切なんです。

たくさん踊れば自然と覚えていきます。

実践が最良の記憶法なのです。

覚える速さや量にこだわる必要はありません。

実践を継続することが大切。

「踊れるようになる」というゴールは同じなのですから。

「踊れるようになる」には「踊る」を繰り返すこと。

ダンスに限ったことではありません。

料理だって、歌だって。

楽器だって、漢字の書き取りだって。

やりながら覚えるんです。

記憶力なんて形のない言葉に振り回されず、自分のゴールをしっかり見据える。

そして何より「楽しく実践」する。

あなたの覚え方は、あなたにとってのBestなのですから。

しっかり受け止めて、楽しみながら覚えて下さいね☺️💐