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バンドについての本日の考察。

バンドはビートルズのように4人で世界の何かを変えてしまう力を持っている。
もっともっと遡ると、狩猟民族の先鋭を集めた特殊部隊をバンドと呼ぶ。
つまり、組織の最小単位がバンドである。

コロナにより、これまでの経済活動の何割かが強制停止されたことで、わたしたちは自らのライフスタイルやワーキングスタイルを見直すことになった。巨大なシステムの問題が世界各地で噴出している中で、目の前の人たちと改めて人間関係を再構築し生活を見直すには、様々な試行錯誤が必要になる。

その試行錯誤は、最小単位で高速にトライアンドエラーしていくべきで、つまりバンド状態がベストなのではないか?と考えていくと面白い。

一言で言っちゃうと、「真面目にコツコツとバグを修正するより、大胆に試行錯誤しちゃおうぜ!」ってことになる。でも大きく試行錯誤すると痛手が大きいので、大胆かつ小さく。それがバンドだ。かつ、バンドは4人でいいってのが乱暴だけど最高だな。

組織論とかティールとか、やっぱ真面目過ぎたのかも知れない。4人なら喧嘩すればすむもの。

原始的なバンドについて

アフリカや北アメリカ、オーストラリアなどの狩猟採集民に多くみられる、政治的・社会的組織の最も単純な形態。通常ホルド hordeと同義的に用いられているが、恒常的なバンドをホルドとして他と区別することもある。ホルドは本来、中央アジアの遊牧民集団に対して適用されたものであり、今日ではバンドという名称のほうが広く用いられている。数家族の結合からなる通常 100人に満たないきわめて小規模の社会単位で、一定の領域内で移動生活を営む。生業基盤が弱いため、生活は成員の相互援助によって支えられている。成員は互いになんらかの血縁的つながりをもっていることが多いが、親族の高度な組織化は通常みられない。一つのバンドは独立した政治単位で、これより広い社会的統一はないのが普通であるが,儀礼その他の目的でいくつかのバンドが集結することもまれにある。(コトバンクより)

バンドは誰のためにある?

よって僕はいろんなバンドを組もうと思うわけだけど、バンドをできるやつは限られている。そしてバンドができるやつが偉いわけではない。そしてバンドはたいへん。良い音鳴らせないなら「おまえ出てくんな!」だし、テクニックとソウルといろんなものが必要。それに普通の常識的なことができないだめっ子が多い。だから繰り返すけど、バンドできるやつが偉いとは思わない。ただの特殊部隊である。でもせっかく特殊部隊になれる性質を持って生まれたなら、勇気を出して部族の中から前に出ろ。獲物を追いかけろ。

原始的なバンドにおいては、獣を射止めたやつがえらかったのではない。鏃(やじり)をつくったやつがえらかったっていう話を聞いたことがある。つまりバンドは獣を追い求めて仕留めてくるが、その手柄は「鋭い矢」をつくった村人であり、それは全員参加の仕組みであり、バンドはコミュニティのためであったのだ。

最後に、バンドの意味としてはふたつあることをもう一度覚えておきたい。

ビートルズのようでもあり、狩猟採集民族の特殊部隊でもある。村人のために、自分の持てる技を他の3人と力を合わせ、繰り出すやつは、それをやろう。それが役割分担ってやつだ。

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