世界を変えることはできないけど、それぞれにとっての世界は変えられる。

ここ数日、人の人生を変えてしまう責任を負いながら話をしていた。申し訳ないと思いながら、謝るのも違うと思って話し続けた。

ある瞬間、ピンときた。
テレポートをこの人と育てている姿を想像したら、とても自然で、とても大きな変化が起こっている未来が見えた気がした。

僕から言えるのは、人間は150人とまでしか付き合えない大脳新皮質の限界があり、それが故に最大で150人と健全で心地よい人間関係を築けば、その人にとってそれが「世界のすべて」になるということだけだった。

その150人のスモールワールドをテレポートでそれぞれが生み出していくこと。そのために僕らはそれぞれの150人のうちの1人になりたい。それが無数に広がっていったとき、僕らが書いたコードが世界中で動き出して、その結果、それぞれの世界が変わる。

世界は変わらなくても、それぞれにとっての世界を変えるコードを書くことができる。そして僕らが手を組めば、僕らが今日、今の時点では全く想像できない12月がやってくる。想像の延長線上ではない、未知の明日、来月、来年を一緒に過ごしてみたい。

人の人生を変えることは普通のことではない。
その責任を僕は取ることはできないけど、それでもワクワクが止まらないから、僕は「待ってますよ！」と手を振ってビデオチャットを閉じた。

結果は分からない。うまくいくといいな。