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座長日記:自作屋台の大冒険感を言語化してみる。

屋台になぜグッと来てるのか言語化してみる。

自作屋台には大冒険感がある。

屋台芸人のコッシーの屋台の写真を勝手にスクショ撮ったので貼されていただくが、このようにコッシーの屋台はモバイル対応で、かつ未完成である。今のままだとただの「滑車付きの棚」と言えなくもない。だがしかしコッシーはこのあと、屋根をつけるのか、傘をつけるのか分からんが、とにかく一気にこの棚を屋台へと化けさせるはずだ。ここまでで1日。次の休日は目が離せない。

さらに黒板を装備させたいらしい。なんて欲張りなコッシー。かつ、「全員一人一屋台」という壮大な夢を語っており「失業にも対応」「あたいの屋台は電車にも軽自動車にも載るけど、車を持ってない人のためにレンタル屋台をつくりたい」ととてつもないロードマップを描いている(ちなみに本物のコッシーはじぶんのことをあたいとは呼ばない。僕の捏造である)。

そして賢明な読者諸君なら既にお気づきだと思うが、ここまででコッシーの屋台が「何の屋台であるか」は述べられていない。なぜなら僕も知らないからだ!そして本人も数案考えてニンマリと夢広がらせているに違いない。つまり屋台がなんの屋台であるかはいつでも変更可能なのだ。

ここまで読んでみて多くの諸兄は「何を騒いでいるのだろう」「平野は最近何でもないことを凄いことだと思っていてちょっとメンタルやられてきたか」「ハワイの小金持ちがそもそもなにをほざく」「中老の男がすべて悪いのだ」などとわたしのことを生暖かく心配してくれていることだろう。

笑止!!

「産業パラダイム」という「透明なドーム」の中で生まれて育った我々の多くは、「自分自身が感じること」よりも「客観的に見て価値があるかどうか」に比重を置く傾向がある。だから「なんだよ、ただの屋台」「だからなに」と思ってしまうだろう。

しかしである。よく考えてみて?もし自分が屋台を自作していたとしよう。そして来週の土曜日、天気が良ければそれを転がしてだな、どこかに行って、あなたはそこで何かを無料で振る舞うのだ。コーヒー?おかし?パンケーキ?風船つくる?けん玉教える?え?食べ物じゃなくてワークショップもできるの?え?もしかして子どもたち集めて絵本読み聞かせ?え!!私絵本つくってもいいの?うそー、だったら私その隣でピアニカ吹いていい?え、だったらオレ、その隣で綿アメ屋台やろうかな…。ヤダ!恋の予感!!(//∇//)

のように、事件は起こり、一大屋台旋風が巻き起こることは必至で、側から見てると「大したことねえじゃん何盛り上がってんの?」だけど本人にしたら「ああ、もうたまんない!なんて大冒険なの!!」なのである。ハアハア…。

そんなアニメでもなかなかなさそうな大変身が出来てしまう屋台、まさにアナザーライフ、もうひとつの自分との出会い!すげえ!・・・と言うことで、どうだろう?少しは「屋台すげえ」が言語化できただろうか。

ちなみに最近気づいたんですけど、こういう「目の前系」の話をすると、もともと産業パラダイムの外にいた人や、ドームの中にいるけど楽しくやってる「まえまえから分かってた人たち」から「平野、今更何言っての??」「そんなこと分かってるからドヤ顔すんな」「それ喫ラがすでにやってる」とかって冷やかな目で見られることに気づいたんですけど、それやられると気持ちが少し萎えちゃうんで優しくしてください!初心者に優しい目の前系を望みます!!

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