身につけることより捨てることの大切さ
日本に来て1ヶ月以上、初めてテレビをみた。
北野武の母が、良い教育を受けて知識を持てば、お金はなくなるけどその知恵はなくならない。だから勉強させたいと思ったんだ、みたいなことを言っていた(ボーッとみていたのでディテールは間違ってるかも😅)。
良い話だなぁと思うんだけど、それは平成までの話だと思うんだよね。ノスタルジー。
経済成長する時代は「知ってること」が強みであり、社会を作る能力を持った人として、その人の人生を豊かにして周りの人を幸せにしたかもしれない。
でもこれからは「一緒にいて楽しいか」なんだよね。つまり人間性、ナイスガイかどうか。スキルや知識より、「こいつといたい!」「好きだ!」とか「いるだけでその場が明るくなる」とかってことだと思う。
これはポエムではなく、いたって構造的な話。
社会構造が変化して、当事者同士の強い絆によって築き上げられた「小さな社会」のほうが幸福度が高いことが明らかになっていくはず。
簡単に言うと村づくりとか、組織づくりとか。
それはつまり一言で言うと、、、
◎誰と関わって生きていくのか?
ということになる。そこに対してのセンスがあるかないかが人生を変える。その基準は損得ではない。「あー、こいついいなー」とか、そういう「関わる相手を見つけるセンス、出会うセンス」が必要になる。
それって今の学校では一切得られないから、だからこれまでのメインストリームの教育や学校に可能性を求めるのは無理ゲーだと思う。
むしろこれまで身につけてきた鎧を脱いで、裸になることのほうが余程「身につける」よりも大切なことになると思う。
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参加型社会学会・ 深呼吸学部「ZoomとVR 旅芸人の一座」
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