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【平戸観光】飛鸞のすヽめ

長崎県平戸市は、豊かな自然と歴史、美食の宝庫として知られます。この土地で我々は、平戸の風土が育んだ個性豊かな酒を醸してきました。

平戸の自然の恵みを活かすことで、発酵から平戸の魅力を発信していくことが、飛鸞・森酒造場のビジョンです。

本記事では、飛鸞と平戸の結びつきを軸に、平戸の歴史や文化、自然、グルメなどを深掘りし、平戸をより楽しんでいただくことを目的としています。

5/25, 26の蔵開きの際に遠方からお越しいただく方や、飛鸞を通して平戸に興味を持っていただいた方は、平戸観光のお供として本記事をご活用いただければ幸いです。


江戸時代から続く、平戸の歴史・文化

平戸は、古くから日本と海外との交易の拠点として栄えてきた港町。

特に、江戸時代初期の1609年にオランダ商館が置かれたことで、平戸は日本とオランダの貿易の中心地となりました。現在でも、平戸オランダ商館など関連施設が残っており、当時の面影を垣間見ることができます。

4世紀の時を経て甦ったオランダ商館

また、平戸はキリスト教との関わりも深く、16世紀にはフランシスコ・ザビエルが布教活動を行いました。しかし、江戸時代に入り、キリスト教が禁止されると、平戸の多くのキリシタンは信仰を隠して生活を強いられることに。

隠れキリシタンの歴史は、平戸の教会群や記念館で学ぶことができます。

美しく立つ平戸ザビエル記念教会

また、平戸の教会で用いられるステンドグラスの様子を、作品として昇華させたのが「飛鸞 Heaven」です。

ステンドグラスから射す光をモチーフにつくられた作品

歴史的建造物では、平戸オランダ商館のほか、平戸城などが有名です。平戸城は、天守閣からの絶景が見所で、城下町の散策も楽しめます。

平戸の中世から近世に関する歴史は、下記の松浦資料博物館でご覧いただくことが可能ですので、ぜひ一度訪れてみてください。

平戸近郊を一望できる平戸城

また、伝統行事や祭りも平戸の文化を彩ります。

平戸では、秋の収穫を感謝して10月から12月にかけて、各地で「おくんち」と呼ばれる氏神の祭りが営まれます。

なかでも、最も規模が大きいのが亀岡神社の例大祭。この祭りの見どころが飛鸞の作品でもお馴染みの「神楽」です。

平戸神楽から因んで名付けられた「飛鸞 神楽」

「平戸神楽」は、七郎神社の神職家に生まれた橘三喜(たちばなみつよし)が諸国を巡り、各社の神楽を調査研究し、24番までの舞として完成させたと伝えられ、国指定重要無形民俗文化財にも指定されています。

伝統行事である平戸神楽の様子

このように、平戸は貿易と宗教の歴史、そして伝統行事に彩られた文化の宝庫です。

ぜひ、歴史的名所などを実際に訪れ、平戸の歴史・文化に触れてみてはいかがでしょうか?

平戸の大自然が魅せる絶景

平戸は、美しい自然景観にも恵まれています。市の中心には、平戸城があり、城からは平戸の美しい海と、遠く島々を望むことができます。

平戸の港の様子

城下町には石畳の道が続き、歴史的な町並みを散策することも。

歴史を味わいながら平戸を散策

また、平戸には生月島や度島などの魅力的な離島もあります。

生月島のサンセットハイウェイ

生月島は、美しい海岸線と豊かな自然が魅力で「飛鸞 彩道」のモチーフとなったサンセットハイウェイや大バエ灯台など、大自然が目の前に広がります。

サンセットハイウェイに因んで名付けられた飛鸞 彩道

サンセットハイウェイは下記の大バエ灯台を目的にし、車で移動すると通ることが可能ですので、平戸にお越しの際はぜひドライブいただきたいです。

断崖絶壁の大バエ灯台

市内の自然は、変化に富んだ景観が魅力です。たとえば、根獅子の浜など、平戸の海はエメラルドグリーンに眩しく輝き、海水浴やマリンスポーツが盛んです。

エメラルドグリーンに輝く平戸の海

また、川内峠から望む景色は素晴らしく、一面に広がる草原と海の景色は絶景です。


草原が一面に広がる川内峠

平戸は豊かな自然に恵まれ、様々な美しい景色を楽しむことができます。歴史探訪とともに、平戸の自然美を堪能してみてください。

飛鸞が紹介する平戸グルメ

平戸は、美味しいグルメと特産品の宝庫。日本海に面した平戸は、新鮮な海の幸に恵まれています。

下記でご紹介する「海の見えるご飯屋さん」の平戸海鮮丼

また平戸のブランド牛も大変有名で、海鮮のみではなく農産物も非常に美味な食材が多くあります。

口の中でとろけて極上の和牛

今回はそんな平戸のグルメを存分に楽しむことができる、飛鸞イチオシのお店をご紹介。

美味しい平戸牛や特産品を用いた絶品料理、採れたての海鮮が楽しめるランチから、カフェ、スイーツまで、様々なグルメをお楽しみいただけます。

蔵開きの際などで平戸に訪れる時は、ぜひ参考にしてください。

平戸の特産品が味わえる飲食店・居酒屋

平戸和牛 やきにく 鈴
・美味しい平戸牛を食べるならここしかない絶品のお店。

創作和食dining椿
・平戸の特産品を幅広く使った創作料理がお楽しみいただけます。


エビス亭 (予約限定)
囲炉裏で焼いて食べる料理が絶品。海鮮を中心に平戸の魚介を楽しめるミシュランガイド掲載店。

平戸の海を楽しむランチ

海の見えるご飯屋さん
・平戸の美しい海と風景を眺めながら、四季折々の平戸の旬のごはんを味わえます。

平戸瀬戸市場レストラン
・道の駅 平戸瀬戸市場の2階にあるレストラン。海鮮を中心に幅広いお食事が楽しめます。

シービューランチ
・千里ヶ浜に面した洋食店。ランチの前には乗馬を楽しむこともできます。

平戸市漁協 旬鮮館
・海沿いに面した漁協が運営する海鮮ランチ。新鮮な平戸の海の幸を思う存分お楽しみいただけます。

長崎ちゃんぽんが楽しめるお店

一楽
・昭和4年に創業した老舗のお店。絶品の平戸ちゃんぽんが味わえます。

一ふじ
・ちゃんぽんを中心に、平戸の食材を用いた様々な定食がお楽しみいただけます。

お茶するのに最適な平戸カフェ

平戸 喫茶 六曜館
・平戸の商店街に位置するレトロな純喫茶。

マメルクコーヒー
・おしゃれな隠れ家カフェ。幅広い種類のコーヒーがお楽しみいただけます。

御家紋
・JAZZが流れるノスタルジックな老舗喫茶店。

貿易時代から続くお菓子屋

熊屋
・1762年に創業した平戸の老舗お菓子店。日本で初めてポルトガルから伝承した菓子づくりの方法を今でも用いております。数百年の歴史ある製法でつくられたカステラは絶品です。

飛鸞と平戸の結びつき

飛鸞という名前について

飛鸞の名前には、平戸の地名の由来となった「飛鸞島」という言葉が込められています。

島の形が、飛んでいる鸞鳥に見えることから「飛鸞島(フィランド)」と呼ばれていた

平戸は昔「飛鸞島(フィランド)」と呼ばれ、神霊の精が鳥となった鸞が飛び立つ姿が平戸の島の形に似ていることからそう名付けられ、その名残から「平戸」という名前になりました。

平戸の風土・歴史との深い関わり

飛鸞と平戸の1番の結びつきは、長崎県の食用米「にこまる」をはじめとする平戸でつくられた米を使用した酒造りにあります。

森杜氏(五代目蔵元)と契約栽培農家さん

特に飛鸞で頻繁に用いられる「にこまる」は、平戸 最高峰の山である「安満岳」の伏流水を使って育てられた米で、飛鸞はこの米を使った酒造りにこだわっています。そのほか、飛鸞 絆で用いられる「平戸市産 山田錦」なども同様の土地でつくられています。

飛鸞の原料米である「にこまる」がつくられる安満岳の棚田

また今後は、安満岳の圃場を、飛鸞で用いる米作りに部分的に特化することで、圃場自体のブランド価値を高めていきたいと考えています。

さらに飛鸞では、1895年の創業当初から同じ水源から水を汲み、酒造りを行っています。飛鸞の酒造りでは「最教寺」というお寺の湧水を、長く酒造りに使用しています。

1895年の創業当初から使わせていただいている最教寺の汲み水

また、飛鸞の酒造りのほとんどは「生酛」を採用していることから、平戸の空気中にある菌を用いた酒造り行っております。まさに平戸の風土そのものが飛鸞の日本酒に反映されているのです。

空気中の菌を活用して発酵を進める生酛仕込み / 撮影・編集 カワナアキ

創業当初からの伝統と平戸の風土を最大限用いることで、飛鸞にしか生み出すことが出来ない唯一無二のストーリーを紡ぎます。

今後とも、発酵を通して平戸の魅力を発信するため、素晴らしい日本酒・作品を皆様にお届けいたしますので、乞うご期待ください。

【5/25, 26 開催】飛鸞の酒蔵直営イベント「蔵開き」の詳細はこちら👇

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