見出し画像

高騰について思うことpart2

高騰について思うことについて、第二弾を書かせていただこうと思います。
Twitterでもチラッと書きましたしが、昨今どんどんとまた20thを筆頭にレリーフ、初期、プロモ系が買取価格を爆上げしています。
その時にも簡単に記事をしたためましたが、今回さらに苛烈さを増しているために、もう少し思うことを書いてみようと思って筆を執ることにしました。
これから書くことはすべて私見で、また憶測を多分に含んでいますので、それを考慮したうえでご一読いただけますと幸甚です。

何が高騰を後押ししているのか(推測)

これについては、前回も書きましたが複合的だと思っています。ですが最近の特徴として言えるのは、共通点としてわかりやすいところから高騰している感じはします。例えば
ブラックマジシャンガール
青眼の白龍
真紅眼の黒竜
ブラックマジシャン
誘発娘
四霊使い
このあたりです。四霊使いについては最近のストラクがあるので除外するとしても、他についてはわかりやすい人気カードです。
他にも
トリシューラ(DTCも含む)
青眼の亜白龍
万物創世龍
青眼の究極亜竜
等、こちらもわかりやすい人気カード、また希少性が高いとはいわれていたカードたちです。
言い方を換えるならば、値上がりしても説明が付けられそうなカードを中心にして、それに関連するレアリティやカードが高騰しているという図だと思っています。
言い方をさらに変えると、環境にあまり左右されずに安心して買いやすいカードであるともいえます。ここまで言えば何となく察しが付くかと思いますが、多分この辺に的を絞って買いあさっている層がいると思っています。
需給によって基本的に中古カード市場では値段がつくために、店からモノがなくなれば、相場は勝手に上がっていきます。買い占めるのもそれこそよく例えられる株に比べればそんなに難しくありませんし、数十万、モノによっては数万円あれば可能です。
そんなことをある種組織だってやっている層が存在しているのではないか、なんてことを邪推しています。
ある種というのは、それを扇動している人がいて、それにある意味乗る人たちが連動して動いた結果としてそのようなことが成り立っているのではないかと思っています。ちょっとこのレベルの高騰になると、そうじゃないと最早説明がつかないなーと思います。オリパ需要ももちろんあるでしょうが、影響範囲がこれまでの高額20thやプロモだけとはちょっと違っていますし、新しい動きが起きていると考える方が却って自然に思います。
この仮説が間違っていたとすると新規参入が増えた、くらいしか正直思い浮かばないですが、それにしては上がっていくところの説明が私としてはつきません。こんなにしょっぱから高額カードを買いあさる新規が増えるか?といわれると限りなくNOに近いと思います。
いずれにせよ今の状況は狂乱的だと思います。これがスタンダードになるとするならば恐ろしいことです。
(もし本気で投資で参入するとか言っている人が最近いたとするならば本当に愚かだと思うのでやめた方がいいです。もうすでに昨年大きく高騰した後に参入する時点でセンスないですし、正直言ってその辺の投資家様より私の方がおかげさまでよっぽど恩恵を受けています。)

価格と価値

ちょっとイラついてきたので閑話休題。それでもコレクションを充実させていくうえで、新しいカードは尽きないのは変わらないと思いますが、価値と価格の話を少しだけさせてください。
価値と価格の違いですが、超シンプルに言うと価値=自己の得られる便益と価格=価値が市場(要は不特定多数)により評価されたものです。
循環参照みたくなりますが、価値は主体的なもの、価格は客体的、客観的なものです。よく夫婦で価値観が違うとか言いますが、これは主観をぶつけ合った結果により生じるもので、価格観が違うとは決してなりません。
翻って、価値は主観的なものであるために、価格との間にギャップを生じるのが普通です。要はこれによって、安い、高い、適正価格等の判断が無意識的にされるわけです。
確かに価格は高騰しました、つまり市場的な評価は上がりました。(何によって、というところはこの段ではあまり重要ではないのでこれ以上は触れません)ですが、価値はどうでしょうか。市場的な評価が上がったのは他者マターであるため、本来的には自分の考える価値はフラットなはずです。つまり、もともと適正価格だと思っていたもの(これなら買ってもいいかと思っていたもの)については、「高い」という感覚になっているはずです。(本来的には)
ただ厄介なのが、売れる、ということと、相場がずっと上がり基調であるというところです。これがあるがゆえに、高いけど買っちゃえという、(今の状況だと)合理的じゃないけど合理的になってしまう判断をすることが多いと思います。
でもこの上がり基調は絶対では決してありませんし、先ほどの私の憶測どおりのことがもし本当に起こっていたとするならば、イナゴが去っていった瞬間に相場は簡単に暴落します。特に祭り上げられていた人気カードほど大きく値を落とします。もはやこれは時限爆弾のようなものだと私は思っています。表面的にそんなものはでてきませんからあまり意識しませんが、水面下で何が起きているか考えると、これは結構なリスクだと思います。
さらに言うと、今高騰したカードを買いに行くのは投機している人に花を贈るのと同じことをしています。無意識的に高騰させるムーブメントに加担することになります。気づかぬ間に踊らされているのです。

そんなときのひらめ的選択肢

私は「無視を決め込む」が一番いいと思っています。特に顕著に高騰しているところについては私的には全く触らないほうが良いと思います。
じゃああきらめろってことか、って言われそうですが。そうです。あきらめろってことです。
以前も書いた気がしますが、ならばなぜ安いうちに買わなかったのか、という一言に尽きます。さらに以前みたいに上がり始めたところを買う、ということも現状不可能です。もう大半以前書いた時の倍くらいまで跳ね上がっています。
欲しいものはいっぱいあります。私もそれは同じです。ですが、この状況下であきらめる、という決断を下すのも大事なことだと思います。逆にそれができないとドツボにハマっていくのが心配です。自身も高騰どころにはほとんど手を触れていません。
それにこの局面がいつまでも続くとは思っていませんし(仮に続くならそれはそれで私はいいですが)さらに言うとあなたが全くの初心者でなく、すでに手元にコレクションしているものがあるのであれば、その保管方法や、ディスプレイの方法を検討する、引き立つようなカードを探す、などをしてもいいんじゃないかと思います。
最近特に高額カードを買うコレクターすげーみたくなってますが、別に高額カードを買い続けるからコレクターであるわけじゃないですし、それは趣向の話であって目立つだけです。それよりも、楽しむためにどんな方法なり、グッズなりがあるか調べて、今のコレクションを愛でられるようになれば、それはそれでコレクションライフが充実するのではないでしょうか。
結局コレクションなんてつまるところ自己満以外の何物でもありません。それが人のケチな商売のタネになったり、眉間に皺を寄せながら無理に高額カードを買ったりするよりかは、もっと違う方法で楽しむ方法を考えた方が建設的ですし、さらに言うならばこのカード無理して買うより洗濯機新調したほうがいいやくらいの心持で一旦別のものにお金を振ってもいいかもしれません。
多分それくらいの心の余裕を持っていないと、この状況ではどんどんストレスが溜まるだけだと思いますので、「あ、なんかちょっとやばいな」と思ったら、まじめに一度離れてみる勇気も必要かなと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?