世界はインタラクションだから、
みなさん、初めまして。
平間です。
あなたが何かをするとき、あなたは様々なモノと触れ合っています。
何もしていないときだってそうです。あなたの身体は常にあらゆるモノからの影響を受けているはずです。
誤解を恐れずに言えば、あなたと様々なモノが“ある”のではない。
あなたと様々なモノの関係があるから、あなたが感じられる世界がある。
そう考えてみても良いはずです。
世界をそう捉えれば、世界はインタラクションになります。
必然的に、世界を動かしているのはユーザーインターフェイスということになります。
僕らがソフトウェアでしか強く意識しないユーザーインターフェイスが世界の基礎である、という見解です。
ユーザーインターフェイスデザイナーとしては、ワクワクせずにはいられません!
「あなたが水を飲む」ことを考えてみましょう。
あなたがコップを手に取るとき、水をコップに注ぐとき、水を口に流し入れるとき、これらは全て、あなたとコップ(正しくは、それらに関連したモノたち)とのインタラクションであり、そこに働いているのはユーザーインターフェイスなのです。
では、世界をそのように捉えたとき、私たちUIデザイナーはどうすればよいでしょうか?
それでも、デザイナーの視点では「ユーザーインターフェイスを適切にしよう」だと思います。なぜなら、おもてに見えているデザイン対象はユーザーインターフェイスなのだから。
ですが、僕はここで一段階もぐってみるべきだと思うのです。
「世界はインタラクションである」という考えを生じさせているあなたと様々なモノの関係、その関係を追求してはじめて本質的なユーザーインターフェイスデザインに迫れる。
そのように強く言いたいのです。
ここにおいて、存在論や認識論が立ち上がってくるのです。
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