日々の断片-2024年1月15日~2024年1月21日
日々の断片を拾う。
2024年1月15日(月)曇り
大事な人の大切な人が亡くなったことは知っていて、でもどういう関係性の方が亡くなられたのかわからなかったので、忌引き休暇の終わったその人を見たときに、なにも言えずただまじまじと見るしかなかった。こういうときに気の利いたこと一つくらい言えたならいいのに。
その人はいつも素敵な鮮やかなお召し物を身につけているのだけれど、今日は黒で決めていた。ピリッとした空気を感じた。その方からだれが亡くなったのかを聞いた。そのときも「そうなんですね」としか言えなかった。
でもこういう「言えなかった」がつもりつもって、いつか「書く」につながったりつながらなかったりするんだよなあ。
2024年1月16日(火)
朝散歩。枯れた田に霜が降りている。秋にはあんなに鮮やかなケイトウもすっかり枯れて、冬。
植物たちも朝陽を浴びる。寒い中での芽吹き。
畑についたら、白。美しくて思わず声が出た。わたしの畑にも霜が降りている。
新年からぼーっとしがち。窓から空を見てたらそれで満足しちゃうんだよね。
2024年1月17日(水)晴れ
光を透かしてみる枯れたススキと、それがつくる影を見ていたんだけど、光と影って対となるもので、世界には光を受け影をつくるススキとそれ以外のありとあらゆるものがあり、総体として調和している美しさ、という文章にすると陳腐になるけれど、何度出会っても胸をつかれる気づき。
青い小鳥がチュッと鳴いて茂みに去っていった。
植物は春を迎えにいく準備をしているなあ。
2024年1月18日(木)晴れのち曇り
すぐ深刻ぶりがち、大上段に構えがち人間もえ。
ちゃんぬ(息子のこと)「2月の最後に漢字のテストがあるとよ。それで80点以上とったら、『賞状』と『シール』」
※『』内は耳打ち
2024年1月19日(金)
ちゃんぬ「シールはどうしてシールっていう名前になったんだろうね」
2024年1月20日(土)
うふふ。
2024年1月21日(日)
春みたいに暖かい。
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