メンタルに弱さを抱えた私が危機下を生きるためにやってきたこと
2011年3月11日。あのとき私は精神状態がどん底だった。不安感が強く、からだじゅう怠かった。人といると途端に疲れるのに、ひとりでいることが寂しくて不安でならなかったし、それについて無自覚だった。毎日風呂に入るのも大仕事で、自分を身ぎれいにすることすらままならない日々を過ごしていた。そんな私は、被災地の悲惨な状況が映し出されるのを前に、ただ涙を流すことしかできなかった。
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