見出し画像

真にインクルーシブな世界の創造について。エイプリル・フールに

今日はエイプリル・フールです。尊敬するお姉様に習って、人生ではじめてエイプリル・フールに参加します。笑

皆様にご報告があります。この度、延岡は真にインクルーシブなまちとして世界から認定を受けました。世界メディアの紹介には、「愛に満ちたまち延岡」という文言がありました。心からうれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。知性と知恵を携えて走ってきた先人たち並びに一緒にこのまちを創造してきた仲間たちを誇りに思います。

このまちでは人々は自分を解放し、一人ひとりが自分らしく生き、やりたいことをやって暮らしています。みなが何かのプロフェッショナルだという誇りを持って生きています。人々は精神的に自立する一方で他者に依存して暮らしています。どんな人とも対等にコミュニケーションでき、それぞれの論理を尊重し合うことができます。言葉にならないものの尊さを知り、感謝しています。学校ではそのための手立てをゆっくり学ぶことができます。

このまちでは時間がゆっくり流れます。何かを先にやった方が勝ち、という論理が好きな人はそれを採用することも可能ですが、それを採用しない勝ち負けにこだわらない人たちも大勢います。人々が自分たちで一日の時間の使い方を決めることができます。誰が何をしていても、誰かと違うことをしていても、自由だしそれが当たり前なので、誰も気にも止めません。

まちにはアートが息づき、本物の芸術作品がまちじゅういたるところに点在します。人々は文学を愛しています。延岡はもともとそうですが、自然が豊かで、海・川・山・林・森が生き生きとしています。私はその恵みの中で穏やかに生活しています。

このまちでは、稼ぐことに関心のある人は思いきり稼ぎます。そのための学びの場も充実しています。しかしそこに関心のない人もまたそのままでいることを許されます。特に、時間をかけて大成していく価値のあるもの、文化や芸術や教育や福祉については、稼ぐ能力のある人たちがパトロンとなって支える文化があります。

このまちでは経済的に豊かであっても貧しくても、希望を持つ人たちばかりです。

このまちには精神病院はありません。希望をすれば薬を処方してもらえ、医療を受けることもできますが、一方で傷ついた人たちが管理・隔離されることなく平穏に生活する場があります。食と自然が豊かで誰しもが癒される場です。

このまちでは何かに問題があることは大いにOKです。うまくいかなくたっていい、ただそれについて自分で考えてみんなで共有しようか、という文化があります。福祉は多数派の論理ではなく、当事者に寄り添う形で実現されています。このまちには障害者や健常者といった区別はありません。みんな違っていることが当たり前の前提として共有されています。

このまちでは、小さい人が尊敬されて生きています。小さい人を中心に家族が構成され、家族の在り方も多様です。人々はメリットやデメリットではなく、子どもは社会で育てるのが当たり前だ、という共通認識を持っています。親は望めば好きなだけ一人の時間を持つことができます。それが当たり前の世界です。

人々は決めつけ合うことがなく、みなが愛し愛されています。私たちはまちの人たちと支え合って、この愛するまちを大事にしていきます。みなさまどうぞ末永くよろしくお願い致します。

今日はエイプリル・フールです。私の願いを思いつくままに言葉にしていったら、分野が多岐に渡り、世界の創造となりました。ここ延岡をこんなまちにしたい、と思ったのでそう書きました。言うなればこれはビジョンなのかなと思います。

この指針をもとに具体的な行動に落とし込んでいく、深刻にならずにおもしろく仲間とやっていく、それが私の担っていく仕事です。どうぞよろしくお願いいたします。

いただいたサポート費はよい文章を書くために使わせていただきます!