「つくりたい」という初期衝動を-2024年9月21日の日記

9月2度目の三連休初日、息子とふたりきりの3日間がはじまった。特に大きな予定はなく、息子の自転車の練習に付き添うのと、たくさん家事をして、引っ越してそろそろ1カ月が経つわが家を労わろうと考えた。

朝から掃除機をかけて、床を雑巾で拭く。うちの掃除機は昔ながらの丸型なのだけれど、わたしはこれがあまり好きではない。わたしには少し大きすぎて扱いきれないと感じる(そのうち手にまめる素敵な掃除機、あるいはかわいいほうきとちりとりを手に入れたい)。だから掃除機をかけるのはいつも億劫なのだけれど、今日のわたしには決意があるから無敵だ。寝室の布団も外に干して、寝室にも掃除機をかける。加えて雑巾でフローリングの拭き掃除をすると、家の空気が清浄な感じに変わって気持ちよくなった。

小さな予定が9時半にあったので、息子と行って、帰りにスーパーへ寄って買い物をして帰ってくる。ここのところずっと晴れていた空は曇っていて、雨が降りそうで降らなさそうな感じ。帰ったら布団を入れなきゃな、と思う。

帰宅したら外出前に回していた洗濯機が止まって洗濯が終わっていて、干そうと思うけれど、なんだか呼吸が浅くなっていて疲れのサインを感じる。寺尾紗穂「しゅー・しゃいん」を聴いて一呼吸置く。これはえらかった。

そんなこんなしていたらあっという間にお昼がやってきて、息子は大好きなカップラーメン、わたしは冷凍パスタで簡単に済ませる。

友人からの連絡で、とある大企業が運営するフリースペースへお昼から出かけることになる。その企業はさまざまな文房具をたくさん開発して販売していて、そのスペースにはおなじみのボールペンから初めて見るクレヨンまでさまざまな文房具が展示されていた。来館者は実際に逸れに触れてその場で使用し、絵を描いたり文章を書いたり、好きに「創造」することができる。創作に関する本も展示されていて、そこからヒントを得ることもできる。文房具も本も好きなわたしにはけっこういい場所だ。

しかしそういう場所で、文章を書くのはともかく、いざ「どうぞ自由に絵を描いてください」と画材を提供されても、何も出てこない。せいぜいわたしが書いたのは、雲と星のモチーフ、幼い頃から書きなれたスナフキンくらいのものだった。ただ、それでも「何か描きたい」という気持ちが刺激されたのはとてもよかった。この「何かつくりたい」という初期衝動のようなものを思い出させてもらったことは、自分にとって大きな収穫だった。

夜は友人とzoomをして、結局今日は息子の自転車練習をすることはなかったなと思いながら日付けが変わる頃に寝た。

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