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原価計算のキャラクターデザイン進化論

 私のnoteでは「棒人間」をよく登場させています。たとえば税法。顔面にそのまま税目名を書いて「所得税くん」みたいに税目を擬人化しています。下図①は2022年12月16日投稿で、1年前の投稿だったんですね。今回はキャラクターデザインの進化の軌跡を振り返ろうと思います。

図①:国税4法に憲法を加えました「戦隊モノ」を連想するのは私だけ?(2022年12月投稿)

 「うん、これで各税目の表現ができるぞ~!」・・・で、法人税を描いていて、ふと思ったのが「会社内で働く人々」。製造現場で働く人もいれば事務の人もいる・・・より実状に照らして表現したい!で、描いたのが下図②です。できるだけ色合いをカラフルに仕上げました。

図②:2022年12月。法人税の投稿をきっかけに、会社内で働く人を「キャラクター化」しました。

 実は、上図②の法人税のキャラクター検討。これがきっかけで一気に「原価計算」ネタに広がりがでました。製造業の経営面もカバーできましたね。

 ところで工場と言えば「どのような色」を思い浮かべますか?工場の壁は灰色、設備は緑色・・・あたりでないでしょうか。そこで「色的に映えるように」ビビットなピンクを基調にした女性を主な登場人物にしました。
 計算ロジックが複雑な原価計算を「見るだけ」で分かることをコンセプトにしています。より工場経理のリアルに沿ったイラスト表現を目指すわけです。以下③~⑥のイラストは、2023年12月に作成しています。

図③:「見るだけ」で分かることをコンセプトにしたキャラクター(2023年12月作成)

 次に「直接工」のイメージをイラスト化しました。直接工とは工場で製品の製造(下図④では鍛造や組立、さらには製品のちょっとした運搬など)に直接かかわる工員のことをいいます。

図④:鍛造や組立、さらには製品のちょっとした運搬などの「直接工」をイラスト化しました。

 直接工に対する「間接工」の存在も忘れてはいけません。間接工とは機械の修繕や工場事務作業、車両による運搬等、製品の製造に直接かかわらない工員のことをいいます。

図⑤:機械の修繕や工場事務作業、車両による運搬どの「間接工」をイラスト化しました。

 以上、直接工と間接工を見てきましたが、原価計算は決して工場内だけの計算ではありません。商品企画や研究開発のフェーズで「目標原価」を積上げる「原価企画」が一番重要になってきます。この辺のエッセンスを詰め込んだのが下図⑥です。

図⑥:原価計算は決して工場内だけの計算ではなく、商品企画や研究開発も重要な計算要素です。

 最後に商業出版のご案内。良い感じに本が仕上がってきています。

図⑦:中央経済社からの原価計算本。乞うご期待ください!

<以上となります。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。>

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