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「手放し」をてばなし

「手放す」というのは、ネガティブなものだけではないのね。
「身軽になりたい」「次へ進みたい」その思いは、「不必要なものを手放さなければ次へ進めない」という、かたいしこりを作っていたことに気づかされました。

自分の目指す通りになれば素敵だが、そうならないのも、それはそれでまたよいものだ、という態度さえ持ち続ければあなたの人生は大丈夫です。そうすれば間もなく、将来何が起こるのだろうかと、あれこれ考えるのがそれほど興味のあることだとは感じられなくなってくるでしょう。愛は次から次へと美しい体験をあなたのために用意してくれます。だから、今のあなたが味わっている喜びを一つずつ手放していけば、また次の喜びが訪れるのです。

「なまけ者のさとり方」タデウス・ゴラス著 山川紘矢・亜希子訳

次のステップに進みたいと思ったとき、手放して身軽になることはとても有効。これまでの人生でも何度も体験してきたこともあり、「手放し」は日々の暮らしの中で常に意識していることのひとつでした。

けれど、そういう姿勢はいつしか「手放し」を実行した後のポジティブな結果を求める強い気持ちを育んでいたみたい。

さらに、「何を手放す?」その問いかけの対象を自分にとってネガティブなもの、に限定していたことにも気づき、
物質的にも精神的にもある程度手放してしまったあとの手放し作業は、「さらにネガティブなものを探さなければいけない」となり、結局自分の悪いところ探しでしかない手放し作業は、気づけば苦しみのタネとなっていました。

身軽になりたいはずなのに、おもおもになっていたなんて。
おかしな自分。笑

散りゆく花びらとともに、ふわりふわりと飛ばしてしまおう。




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