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VRという作品の世界で生きると、雑務の仕事が辛くなることもある

そう、僕もVR歴4年目。2019年6月に、怪我をきっかけにOculus Questを買って、こんなに長くVRで遊ぶとは思っていなかった。

正確には、VRが生活に定着したので、熱心にやるわけでも、やらないわけでもなく、面白そうなら使うくらいのイメージで、楽しいサークル活動があれば参加するのに似ている。

VRは創造性に富んでいる

まぁそんなわけで日々感じるのは
「VRって、創造性を追求した作品に囲まれていて良いなぁ」
と言うこと。

日々仕事していると、
・飯のためだけの雑な仕事
・課題を解決しただけの荒いシステム設計
こういうのにちょっしゅう出会う。

私は社内SEの仕事をしているのだが、先日も、NW設計の中で、とても気持ち悪い設計になってしまって、もう嫌になっていたりする。

作品と言う意味での「美」を求めるなら、システムごとに境界を明確にして、IPアドレスの考え方もその境界の内外で独立したものにした方が良い。そして、そのコンセプトで作ってきた。

しかし、思わぬところに伏兵は潜んでいるもので。

外の巨大なNWが邪魔をしてきた。そのNWとの接続制約条件のせいで、独立設計思想が侵され、IPアドレスが浸食された。外の設計思想が内側に染み出てくるのが非常に気持ち悪い。

まじ、ふ〇ーーーっく!

短期的な課題解決が中長期のコストを上げる

仕事だから課題解決できれば良いんじゃないの?と思う人に対して、真面目な話をすると、NW設計に限らず、プログラミングのコーディングの際にも、関数やクラスなど、境界を不明瞭にすることで将来の運用コストが上がることになる。

具体的には、
・1つの変更のための検討範囲が増える
・検討漏れの可能性が高まる(後に加わった人からすれば「え、なんでそんなところ見なきゃいけないの?」と検討の範囲としてすら思いつかないような場所に変な縛りが発生していて、見逃す)
・それらの結果、バグの温床となりがち
・だから、セキュリティリスクも上がる

本当にこういうのは、ふぁ〇くな設計で、美しさのかけらもない。

課題解決できたという点で、ビジネス的には短期では良いのかもしれないが、中長期で見れば、コスト高になっているので、時間割引率が高いと言わざるを得ない。全然、ユーザ・顧客のことを考えていないとも言える。

ちなみに、時間割引率が高いというのは、将来起こるだろうことがわかっていたとしても、今すぐ起きないからとりあえず無視するものだと思って良い。
例えば、今、運動しないと、将来太って不健康になって糖尿病になって失明して足が壊死するかもしれないという状況があったとして、今の運動がめんどうなので、やらないでいる状態と近しい。

もちろん、短期的な解決が必要な仕事もあるだろうけど、こういう雑な仕事100%を積み上げると、土台がボロボロになる印象がある。僕としては、こういうのに接するのが「苦しい」と感じる。

もう少し真面目な話を言うと、複数のシステムを持っていると、それぞれを最適化することはできないから、どこかを犠牲にすることになる。

そのため、小さめのシステムを犠牲に大きい古いシステムを優先したとも言える。古いものを守る仕事。その古いものに美があるなら良いが、今回守ろうとしている古いものには美学がない。多分、長く使うなら作り直した方が良い。作り直さないとシステムとして粗が目立っているというのもある。

トイレな仕事はやめる

だからこういう雑な仕事を僕の中では「トイレ」と呼んでいる。

なぜトイレ?

お腹が痛くなったら、すっきりするためにトイレにかけこみますよね?あれと同じ感覚です。

トイレの積み上げで良いもの(長年使えるもの)が作れるはずもない。

トイレにならない仕事をできるように仕事を掴んでいこうと思います!

なんのこっちゃ。

おすすめのVR

とりあえずVRが分からなければ体験するのが一番です!

おすすめはMeta Quest2。

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