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2-1 〈自分の広宣流布〉って、タブーですか

チェ・ゲバラ似の男(以下、チェ) 今日は「22世紀最大の歴史学者」と呼ばれるアーモンド・J・ツインビー博士をお迎えして、変容の時を迎えた創価学会をモチーフに、〈22世紀の宗教と教団のあり方〉について対談を進めます。
まずは本書の全項目に通底するテーマ、「広宣流布とは何か」というテーマからはじめましょう。博士、忌憚(きたん)なきご意見をよろしくお願いします。

ツインビー博士(以下、博士) よろしくお願いします。〈ストレイト・アウタ・学会員〉、興味深く拝読しました。「学会活動から、創価活動へ」「自分の広宣流布を確立せよ」「歓喜を起こせ」等のメッセージはこれまで学会員が蓋をしてきた感情を解放させしめるものではないでしょうか。
 チェ・ゲバラ似の男さんが標榜される〈自分の広宣流布〉。この観点は非常に重要ではありますが、同時に学会員にとっては、ある種のタブーをはらんでいるとも直観しました。

チェ それは「広宣流布とは何なのか」という命題が、自分事として突きつけられるからです。学会員には「学会活動していれば広宣流布している」と考えている人が少なくないので、自分で考えることに不慣れなのです。

博士 しかし待ったなしで〈自分で広宣流布を考える時代〉に突入してしまったんですね。まずはご自身のお考えになる、〈広宣流布〉とは何か、お聞かせください。

(つづく)

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