見出し画像

いま観るべきYouTubeチャンネルベスト5 【2019年版】

私のようにフリーランス、特に自宅での作業などが増えてくると、合間の息抜きに良くお世話になるのがYouTubeである。ときには晩酌のお供として、バラエティ的に楽しむ。テレビは完全に観ないという方も大勢いるだろう。いずれにせよ、現代には星の数ほどのYouTubeチャンネルが存在し、いかにユーザーを引き付けるか、試行錯誤のうえ、今この瞬間にも動画が投稿されている。

完全に独断と偏見ではあるが、2019年に私がよく視聴したYouTubeチャンネルの中から、今観ておくべきものを5つピックアップする。選定に関しては

①独創的であるか ②専門性があるか ③更新頻度が高いか

以上の要素から複合的に判断した。したがってチャンネル登録者数やコンテンツの規模などは問わない。皆様のYouTubeライフのお役に立てば幸いだ。


第5位 99チャンネル

このチャンネル自体は、長崎県佐世保市、平戸市や西海市など、西九州の情報、映像を配信しているもの、らしく、現地での行事ごとや名産物の紹介など、ローカルに根ざした内容のものが配信されている。

なのだが、その中でもひときわ異彩を放つコンテンツが、長崎県平戸市にある料理店「エビス亭」を取り上げたものである。まずはこちらをご覧頂きたい。

衝撃のサイズである。人は規格外のものに遭遇すると、笑うしか無いと言われるが、このフグを笑み一つ浮かべず、冷静淡々とした解説を交えながら解体していく、その方が平戸エビス亭の名物店主、通称「親方」である。

実は当チャンネルの魅力はこの親方にある。この動画は少々古いものだが、現在でもコンスタントに、魚や肉、野菜など旬の食材を取り上げながら更新している。料理や食材に対する愛情、経験に裏付けされた豊富な知識など、親方の人間味は視聴者を惹き付ける。なかなか普通は観ることの出来ない、プロの調理場や技術なども惜しみなく公開しており、一度現地に足を運んでみたくなる、そんなポテンシャルを持っているチャンネルだ。


第4位 わかさんぽ

近年は地上波においても、いわゆる「街歩き系」の番組が目立つようになっているが、その流れを受けてか、2019年突如としてYouTubeに現れたチャンネルだ。

このチャンネルは「街飲み」に特化した内容になっている。主に東京都内、なかでも下町風情ただようローカルな飲み屋に昼間から突撃し、はしご酒をするというだけの動画なのだが、これがなかなかにオリジナリティが高い。

主演するのは「日本一酒が飲める男」を自称する、WAKASAという人物である。この一見すると怪しげな風貌の彼から放たれる、コメント一つ一つが意外にも洗練されている。編集も有るのだろうが、解説がスピーディでいて、しかも飽きない。まだ開設されたばかりのチャンネルであり、粗さも垣間見えるが、新作が出るたびに徐々にクオリティも上がっている。その伸びしろも含め、注目のチャンネルである。

念の為断っておくが、私はこの「わかさんぽ」関係者とは知人関係である。しかしその事は、ランクインとは全く無関係である。冒頭で述べたとおり、コンテンツの要素から、他の動画と並列上にて評価させて頂いている。


第3位 瓜田夫婦

元暴力団員にして、「アウトローのカリスマ」の異名で知られた瓜田 純士氏。現在は主に作家活動をしているようだが、近年はプロファイラーとしての活動も積極的だ。

大都会・東京で日常的に発生する数々の事件や犯罪。そんな「ヤマ」が起きるとすぐさま現地に赴き、現場や周囲の状況から、的確に「ホシ」を推理し、追い詰めていく。アンダーグラウンドに精通する瓜田氏ならではの知識や能力を生かし、毎回、数々の街を舞台にプロファイリングを繰り広げる。のだが。

このシリーズは何と言っても設定とキャラ作りが秀悦だ。プロファイラーである瓜田氏はアシスタントのカメラマンを雇い(理不尽すぎる従順関係も面白い)、一見それらしきことをやっているようだが、実際のところはカメラマンと会話をしながら散歩しているだけである。強面ながら時おり出てしまう瓜田氏の素の表情は、非常に知性を感じるものであり、視聴者を惹き付ける。先述の「わかさんぽ」とは違った形での街歩き番組として、東京ローカルの魅力を発信し続けている。


第2位 JPSikaHunter

北海道在住の投稿者が、主に狩猟・アウトドア・時事問題などについて扱うチャンネルである。特に狩猟・銃火器関係の情報量の多さはダントツであり、主に冬季はエゾシカ猟の動画がメインである。

個人的にお勧めしたいのはアウトドア関連である。これは普段キャンプなどを趣味にしている方にも楽しんで頂けるのではないかと思う。アウトドア関連の動画は他にも山ほどあるが、このチャンネルの魅力は、投稿者の豊富な知識量に合わせ、その解説に妙な「クセ」があるところである。このクセをどう捉えるかは人それぞれと思うが、例えば「孤独のグルメ」的目線で楽しめるような方には非常にお勧めだ。また、動画の更新頻度も非常に高く、飽きることがない。


第1位 IKKO'S FILMS

2019年は間違いなくこのチャンネルがダントツであった。チャンネルの内容はいわゆる「食レポ系」なのであるが、全てにおいて他のYouTuberの追従を許さないものになっている。

主役は品川イッコー氏という男性だ。この人物が只者ではない。

品川氏の動画は、よくある「喋り倒す」ものではない。料理のもつ魅力を、絶妙なカメラワークとテロップによるコメントで表現する。そのクオリティの高さゆえ、視聴者は一気に引き込まれてゆく。BGMのセレクトも素晴らしくハイセンスだ。

また、扱う料理も非常に幅が広い。チェーン店のラーメン屋から焼肉、居酒屋、和食、洋食といった馴染み深いものはもちろんだが、何と言っても見どころは「寿司」シリーズである。カウンター寿司にターゲットを定め、庶民にはなかなか手が出せないような超高級店を巡って回る。しかも嫌味が全く無い。高級店のように、まさしく素材を活かした動画作りは、品川氏にしか出来ないものであろう。動画のクオリティや更新頻度をみるに、恐らく、極度な凝り性なのではないかと想像できる。クリエイターとしては身が引き締まる思いだ。


いかがであっただろうか?他にも紹介したいチャンネルはあるが、これが私の2019年のベストである。年末年始で家に居ることが増えるこの時期、ぜひともご覧になって頂きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?