セミ生、120円のマウンテンデュー

前回の記事からもう1週間が経過した。
12・13日と身体が思うように動かずに終日寝て過ごす。ふたつきに1回は起こる鬱っぽい症状。

以前までは発症の原因は天候だと思っていたが、両日そこまで天候が悪かったわけではなかった(台風の直前ではあった)ため、もう一度考え直さねばならない。
おそらく金銭的な困窮が原因なのだとは思うが、不安を高尚なものだと捉える身勝手な自分にとってそんなチンケな理由ではどうも情けない。
大学時代は10月が特に苦手だった。朝起きられず学校に行けない、アルバイトに遅刻するなどといったことは頻繁に起こっていた。当時は金銭の困窮はそこまでなかった。
何か、もっともらしい理由を見つけなければいけない。病気だと言われればそれまでではあるのだが。

14・15日は配達の仕事を少し。
仕事中、死にかけのセミが首元にぶつかり、息を殺して抵抗。セミの声は聞こえなくなる。7日で命が終わるセミは、何を目標に生きるのだろうか。セミの本能が気になるところ。もしかしたら、人間の首にぶつかることが目標なのかもしれない。
仕事終わりに「西友」でコーラを購入。夏はこの時間が楽しみ。

16・17日は新しい仕事の研修で錦糸町まで行く。
16日に隣の席の同期から話しかけられる。どうやら年下。タメ口などは気にしてられないのでそのまま放置。休憩時間に喫煙所に行くような仲になる。
ただ、これまで夜職でしか働いたことがないとのことで、周りに人がいる時の会話にいちいちヒヤヒヤする。自分の方は声量を下げて、マジメ人間ぶる。

17日は座席が遠く、昼も別で食べられると思っていたのだが、休憩時間に会社を出たところでバッタリと遭遇。外で食べる気満々だったのにコンビニで買って会社で食べようと提案され、お人好しの性格が出て渋々合意。
研修終わり、1人で帰宅しようとしてたところまた遭遇。夜ご飯を居酒屋で食べようと提案され、これまた渋々合意。ただ居酒屋は嫌なので「日高屋」を提案し、強行突破。
ビール2杯、ハイボール1杯。唐揚げ、餃子、野菜炒め。何やらやけに難しい言葉を使いたがる。退屈なので、「明日もあるから」と早々に帰宅。
中途半端にお酒を飲んだせいかスイッチが入り帰りがけに2缶購入。飲みきったところでいつの間にか就寝。

18日、オンライン研修。朝4時ごろ起きてしまい、再度眠りにつくとギリギリに起床。オンラインなので、遅れた打刻は適当に理由づけして誤魔化す。
しかし本当に退屈。研修担当のトークの熱意は素晴らしいのだが、それならもっと時間をかけて研修すべきであるし、給料ももっと上げてくれないのか。
まあ、夜職しかやったことがない白痴が入社できるくらいだから、その程度の待遇なのだろうが。
帰宅後、「オーケー」で冷凍シュウマイ、冷凍餃子、鳥レバーを購入。「コープ」で缶チューハイ4缶と惣菜のちくわの磯辺揚げ購入。
鳥レバーともやしを炒め、冷凍シュウマイを温める。ひどく寂しい気持ちで1人で飲酒。SNSにアップすると数人心配のDMをくれ、それを肴にする。
ただ、やはり寂しい。性的な問題か、それとも人間に会ってなさすぎるからかわからない。一生このままな気がして、たまらない。

19日、朝起きられたもののベッドから動かずYouTube鑑賞。別に笑えず、そのまま二度寝。
13時ごろ起床して、洗濯と買い物を行い、昼飯はカップラーメンで済ませる。
そこから終日グダグダ。今日何をしたかと聞かれれば、これを書いていることくらい。今日はお酒を飲まない。120円のマウンテンデューとアイスだけで十分満足できるのだ。

こんな毎日でも、好感度狙いのバカインフルエンサーは「生きてるだけで偉い」などと抜かす。20歳そこらのやつが生き方を心得たつもりで偉そうに語りやがる。
お前は、偉いかもね。周りには「甘えていいよ」と言いながら、自分だけこっそり努力してやがる。学生の時からこういうやつは変わらない。
そもそも「生きてるだけで偉い」と聞いただけで、「私は偉いんだ」と腑に落ちる人間なぞ、ハナから悩んでいないのである。

不安には、高尚な理由が必要だ。

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