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スペイン巡礼の旅 ㉚ 2018.6.18

モリナセカ 〜 カカベロス 21.33km ( 合計 583.98km )

アルベルゲの黄色いサクランボ

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さぁ、今日も歩こう!

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あちこちで、こんなふうに花を楽しんでいる家を見て、幸せな気分にさせてもらった。

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途中、車道を行く距離の少ない道と、ちょっとだけ長いが地元の集落を通る道と別れた。もちろん、味気ない車道ではない道をを行く。
ここが分かれ道。
左へ入っていく。


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この集落を通り、

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そして、ポンフェラーダの看板

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ポンフェラーダは大きな町。
教会に導かれるような巡礼路。

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ポンフェラーダ城が見えてきた。
大きい!

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この人は、朝の散歩の途中のようです。
自転車の人達もいます。

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お城の脇を通り、坂を登って。

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広場についた
さぁ、巡礼路はどっちかな?

この地域の守護聖女の樫の木のマリア、らしい。

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見つけた黄色い矢印は、この坂を降りて行けと。
世界のどの街でも、こんな落書きがあるのかなぁ

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坂を下り、また登り、後ろにお城を振り返る。

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大きな公園に入る。
右手に川が流れている。
左手には、小学校らしい建物があって、親に送られて、子ども達が登校してきていた。

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屋根がついてる橋、珍しい。

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公園を通り越して、住宅街の道を歩き、大学の校内のような所を通り抜ける道があった。
えっ?ここ、しるしあるよね?でも、こんな道?
ちょっとドキドキ。

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道の途中、ビルが建つ街が見える。

街からだんだん離れていく、こんな標識が見えて楽しい。

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教会とコウノトリの巣

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バルで休憩。
奥は宿になっていた。ビールのサーバー(?)がきれいだったのでパチリ。

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休んでいると、友人が通り越して行った。
ここで会った女性は、これからよく会うのだけど、休む場所があれば休む!というくらいよく休んでいた。

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街の外れ、小さな公園のような所で休憩。

私が着いたときは、Nさんが休んでいて、もう歩きだそうという時。
私が、歩きだそうかと思ったら、友人が来て。おもしろかった。

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そして、さくらんぼの木がたくさんある道になった。
昨日の木はまだ、黄色かったが、この道の木々は、赤く熟れた実がびっしりと付いている。

道路沿いの持ち主のなさそうな木からもいで、食べながら歩く。


サクランボの思い出がよみがえる。
サクランボの木は、母の実家にもあった。
小学校にあがる前の小さい頃、両親が働いている間、私は、昼間、母の実家に預けられていた。サクランボの頃は、おじいちゃんが赤い甘い実を採って、よく噛んで食べるんだよと、手に乗せてくれたっけ。
おじいちゃんには、本当に可愛がってもらったな。

両親が家を建てた時、実のなる木を植えてくれていて、私が小学生の高学年になる頃には、白桃や、リンゴ、柿、グミ、スグリなどが季節ごとに食べられた。
サクランボの木もあった。木は大きく成長して、実をたくさんつけるようになっていた。
学校から帰ると、2階の窓から屋根に出て、屋根の上に腰を下ろし、枝を手繰り寄せて、赤く色づいたサクランボを食べるのが、サクランボの時季の楽しみだった。
今、こうして思い出してみると、なんて幸せな子供時代だったのだろう!

そんなことを思い出したりして、子供の頃のように、種を思いっきり遠くに飛ばしたりしながら楽しく歩いた。

この写真は人の家のもの。
見事に実っている様子が分かりますよね!

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小さな町、教会もたくさん見て通る、
巡礼路を歩いてどれだけたくさんの教会を見てきただろうか。

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そして、しばらく家のない道。


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ちょっと高齢な男女が多勢で、賑やかに歩いていた。
みなさん、きれいな色の服を着ていたのが、とても印象的だった。
楽しそうで、同級生かなぁ?と思い、
こんなふうに多勢も良いなぁと思いながら、追い越した。


大きな木に白い花がとってもきれい!

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今日の泊まる町の入り口に着いた。

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結構、大きな町。

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教会の隣にある、今日のアルベルゲに着いた。
Nさんは先に着いていた。 
中に入ると、
平屋で、入り口のドアがあるだけで、窓がない部屋ががたくさん並んでいる。
ドアには鍵もない。

部室のような、倉庫のような建物。

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暑かったので、とりあえず、荷物を置いて、街にビールを飲みに行こう!

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夕食をまた、街の中まで食べに来るのは嫌だなと言う友人の言葉で、スーパーに寄って、今夜の食事と明日の朝のパン、果物を買って帰った。

宿についてから、シャワーを浴び、洗濯をして、ビールを飲む。
その後の時間が、たっぷりあったにも関わらず、私は本当に何もしないで、ボーッと過ごしていた。
家族、友人達にもたまにしか連絡をしなかった。
読む本もなく、手紙を書くでもなく、日記をつけるでもなく、ただただ一人でボーッとしていた。
それが心地よかった。

撮る角度によって味気ない倉庫のような部屋がこんなふうに見えるなんて!

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夜は、ドアを開けて寝ていたが、どうも落ち着かなくて、
私より暑がりの友人には申し訳ないと思いながら
夜中、ドアを閉めちゃった。
友人は、やっぱり、エエーッ!って、ちょっと怒れたみたいだったけど、我慢してくれた。
すみません! 
でも、ありがとうございます!

そういえば、この日は特別に暑い日だった!

次の日の、朝食用の食べ物は、ドアの外にぶら下げておいた。

今日も無事に歩きました。
ありがとうございました。





今夜、Nさんは、自転車で巡礼路を走っている日本人の男性と一緒にいたようだった。








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