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ああ愛しの中日ドラゴンズ

どうも、ひらおです。

遂に12月に突入。
冷え込む日も増え、今年も終わりが見えてまいりました。

流行語大賞も決まりましたね。
「アレ(A.R.E.)」
プロ野球、阪神の岡田監督の言葉です。

「アレ=優勝」に向け一丸となった阪神は見事久しぶりの日本一を成し遂げました。

岡田監督にはやはり選手起用、人心掌握術のうまさを感じましたね。おめでとうございます。

しかし。
今俺がしたいのは、阪神の話ではない。

中日ドラゴンズの話である。

俺は実は、熱狂的ドラゴンズファンなのだ。
(野球知らない人も楽しめるように書くから読んでいってね!)

中日ドラゴンズは今年、最下位だった。

いや失礼。

今年も最下位だった。

2年連続の最下位は球団史上初である。

しかもただ弱いだけではなく、
ロドリゲス投手亡命に始まり、
選手への米の供給が停止された「令和の米騒動」など、
世間にネタを提供し続けた末の敗北だった。

いやー、辛かったね。

最下位になったここ2年だけが特別かというと、残念ながらそういうわけではない。

以下にここ10年の中日の順位推移を貼っておく。
名前はその年の監督、右の数字が順位である。
6チームのリーグ戦なので、「1」なら優勝、「6」なら最下位だ。

https://npb.jp/bis/teams/yearly_d.html
より抜粋)

ご覧の通り10年間ほぼずっと負け続けている。

一度だけ3位になっているが、この年はコロナ特例シーズンであり、
クライマックスシリーズ(3位以上が進める、シーズン後の最終決戦的なもの)も開催されなかったため、

「あっ、中日くん3位だったんだ(笑)」

みたいなおまけ3位である感は否めない。

あまりに弱いので、近年はネット上でバカにされ続け、

「まともな神経では中日ファンは務まらない」
「中日ファンは皆ドM」

などと言われる始末である。

まあ確かに、弱いチームの応援を続けるのは大変だ。

シーズンはだいたい4月〜10月くらいなのだが、
例年6月には負けが込み、次のシーズンに心を切り替えなければならない。

それでもつい結果を追ったり映像を見たりしてしまうため、
かなりの時間心にモヤモヤを抱えたまま過ごすことになる。

キツいし時間の無駄。
それでも、辞められないんだ。

…俺はドMではない。(たぶん。)

なんでファンを辞められないかというと、これはもう幼少期からの「教育」の結果である。

〜回想〜

ぼく「パパ遊ぼう。何見てるの?」

父「おお。野球だよ。面白いよ」

ぼく「ふーん」

父「いいかい。とっても大事なことだけど。
オレンジのチーム(ジャイアンツ)は悪いやつだよ。
青いのがドラゴンズで、悪いやつを頑張って倒そうとしてるんだよ。

ぼく「そうなんだ!」

父「ほら、ドラゴンズがんばれーって応援して!」

ぼく「ドラゴンズがんばれー!」

父「その調子!せーの!」

ぼく、父「ドラゴンズがんばれー!

〜回想(ちょっと捏造)終わり〜

…というような幼少期を過ごした結果、
物心つくころにはバッチリ中日に染まった子どもになっていた。

どのくらい染まっていたかと言うと。

小1〜2くらいでみんなが自由帳に絵を描く中、
『大ニュース!中日3いにふ上!』などと書いていたり、

参観日に歌う歌を決めるとき、自信満々に
球団歌の『燃えよドラゴンズ』を提案し、
プロ野球に疎いおばあちゃん先生に
『燃えよドラゴン』(ブルース・リーの映画)だと勘違いされて怒られたりしていた。

ちなみに、『燃えよドラゴン 歌詞』で検索してみた結果がこちら↓である。
そりゃ怒られますわな。

あと、当時の中日は強かったんだ。

荒木、井端の1、2番、福留にウッズ。
エースには川上憲伸。

隙のない攻撃陣と鉄壁の守備陣。

代打高橋光信、守備固めに英智。

次々と決まる落合監督の采配、開幕投手川崎、継投完全試合などのドラマ性。

本当に魅力的なチームだったんだ。


ご覧の通りずっと強かった

ただ、俺は東京生まれ東京育ちであるため、
周りはほぼジャイアンツファンしかいなかった。

そしてそのジャイアンツファンの子どもたちは皆おそらく、

「青いチームは悪いやつだよ。オレンジのジャイアンツがヒーローだよ」

という「教育」を受けてきていたため、
中日ファンの俺は異教徒扱いで結構いじめられた。

具体的に言うと、上級生に逆さ吊りにされたり、
「中日のカードあげる」と言われ、のこのこついていったら目の前でぐちゃぐちゃにカードを踏み潰されたりした。

サヨナラ負けでもしようものなら翌日ずっとその話題をされた。

しかしながら、俺も唯一の中日ファンとして折れるわけにいかなかったので、

「今日は逆にサヨナラ勝ちするもん!」と虚勢を張ったり、

踏み潰されたカードを丁寧に拭いて伸ばしてコレクションしたりしていた。

戦争だったね。

今は時代も変わり、いろんな球団のファンが増えたから、
こういう争いは起きにくいのだろうと思うけど。

そうやって中日と共に過ごしてきた日々を思えば、
多少成績が伴わない程度でファンを辞めている場合ではないのだ。

頑張れ柳、岡林。頼むぞ、中田翔。


願わくばいつか娘と野球観戦できたらいいと思うが。

以前、娘の機嫌をとろうとオマール・リナレスの応援歌を歌っていた際、

「もしかしてこれは異常では?」
ということに気付いたため、アンパンマンの歌に変えた。

まあ肩の力を抜いて、好きなチームを自由に応援してもらえれば、と思っております。

関連ニュース:宗教2世問題

野球面白いよ!

おしまい

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