「私の幸せは、一番最後でいいの」そんな奥ゆかしさは○○くらえ!!
「私を幸せにするまで、お前は幸せになるな!!」母は、娘である私にそう言い続けました。
兄が、そういわれている姿を見たことはありません。
私がテレビを見て声をあげて笑ったとき、楽しい気分で一人遊びに興じているとき、その声は飛んできました。唸るような低い声で始まるそれは、私がどれほど母にとって負担になっているか、私によってどれほど気持ちを傷付けられているか、私の存在が家族全員に不運をもたらしているというお決まりのエンディングに辿り着くまでに、耳をつんざくような叫び声に変わりました