![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113153234/rectangle_large_type_2_ddd29b9ceedd4225f6f4581c71e02367.png?width=1200)
表現力トレーニング🏋🏻 vol.2
今日はこちらのnoteの動画(カンヌライオンズ2023グランプリ受賞事例)をみる回にしました。
多くの作品が、自分たちの提供するサービスがどう人々の生活を変えていくのか、どんなふうに人々に力を与えているのか、を描いていてしびれます。
こんなふうなものをつくりたいなーと。
その中でも3つ、参考になりそうなものを記録しておきます。
NEVER DONE EVOLVING FEAT SERENA- NIKE
セリーナ・ウィリアムズの試合動画の動きを分析し、1999年のセリーナと2017年のセリーナの試合を数万回再現。そこから彼女のプレイスタイルが具体的にどう進化したのかをデータで示した取り組み。
Never Done Evolvingというコンセプトを体現するひとりの人にフォーカスしている。ブランドを体現する人に焦点をあてる、というのは他の作品にも通じるもの。
BeforeとAfterをデータを比較するデータベースの取り組みであり、数万回再現という本格的なプロジェクトでブランドとしてこだわりを感じる。
Never Done Evolving というかっこいいメッセージングを裏付ける圧倒的に具体的なエビデンスがセットになっている。
ハードスキルの進化だけでなく、メンタル面の進化なども表現しているのがおもしろい。
The Greatest -Apple
様々な人がApple製品のアクセシビリティ機能によって充実した人生を送っていることを伝えるムービー。One Showの最高賞も受賞。
これをみて、「Think different.」を思い出した。Appleの変わらないスタンスを感じる。
Steve Jobs…
— 高木新平 / NEWPEACE (@Shimpe1) May 31, 2023
情報量が多めの動画でありながら、途中に無音の間を入れ、空気を切り替えることで引き込まれる。
後半のピアニスト、チアダンサー、モデルたちのかっこいいこと。そこにAppleらしさを感じ取れる。
SELF LOVE BOUQUET-DoorDush
Uber Eatsのようなフードデリバリーサービスが展開した事例。女性のマスターベーションがタブー視されていることから、バレンタインデー限定で、本物のバラ&バラそっくりのセルフプレジャーグッズがセットになった花束「セルフラブブーケ」を注文できるようにしたもの。
世の中でタブー視されているものをかわいくアレンジして、ハードルを下げるというプロジェクト。「SELF LOVE BOUQUET」というワーディングや本物のバラとセットでという見せ方が素敵。
人々のあいだに潜んでいる悩みごとと、自社サービスの提供する価値を紐づけている。
このプロジェクトにかかわる数字を見せることで、セルフプレジャーについての悩みがひとりの問題じゃないんだよ、ということを伝えている。
アニメーションにもこだわっててポップ。
さすが世界のトップ企業は、メッセージやプロジェクトのスケールが違うなあと、視座の高さを感じました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?