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リード文100本ノック#12―MeetRecruit

リード文をすらすら書けたらいいなあという思いで、リード文をタイピング写経してみる週1企画。第12回は、MeetRecruit。

リクルートさんのメディアで、見たことなかったと思うけど、最初に取り上げた「ねほりんぱほりん」ディレクターの記事を読みたくてこれにしました。多様な分野で活躍されている人に取材をしていて、人選が好い!今回は5本なので計52本(やっと半分)。

NHK「ねほりんぱほりん」担当ディレクターが語る、多様な距離感との向き合い方

ギャンブル依存症、元薬物依存症などの顔出しNGなゲストにいかに率直に話してもらい、番組を通じて視聴者に何をどう伝えるのか。NHKディレクター山登宏史さんに聞く、人との「距離感」。

現代の社会における「ほどよい距離感」とはなんだろうか。

デジタルテクノロジーの進化により物理的に離れた人同士が気軽にコミュニケーションできるようになる一方、リアルな場での対話の大切さも見直されている。スマートフォンやスマートスピーカーに喋りかけることで情報を得たり、ロボットを愛でたりすることが人々に受け入れられ、人と物との距離感も縮まった。「人と人」や「人と物」などさまざまな距離感のこれからについて考えていきたい。

今回お話を聞いたのは人形をつかったNHKのトークバラエティ番組「ねほりんぱほりん」のディレクター山登宏史さん。この番組は「偽装キラキラ女子」「痴漢えん罪経験者」「児童養護施設で育った人」「元詐欺師」など存在は知っていても、身近にはいなかったり、わざわざ名乗り出ることがないような人々をゲストに迎える人気番組だ。コロナ禍ではセットも収録現場もソーシャルディスタンス対応をしながら制作に臨み、2020年10月からシーズン5がスタートしている。

ゲストはブタの人形に、聞き手の山里亮太さんとYOUさんはモグラの人形に扮して繰り広げられる赤裸々なトークを通じて、日常とは距離のある経験や考えを知ることができる。山登さんは、顔出しNGのゲストや、視聴者との距離感をどのように考えているのだろうか。番組づくりの裏側や哲学を聞いた。

(大テーマとなる問いかけ+問いが生まれた背景+登場人物の紹介+具体的な問いかけ)

この番組は、ネット世代へ届くようにと「ネットの特徴である「匿名性」とNHKが得意とする「人形劇」組み合わせ」たところから生まれたそう。一度に長時間話すのではなく、何回も会うことを大事にしている、山里さんにはテーマを知らせ、YOUさんには内容について一切知らせない、SNSでいろんな考えを収集しているなど、企画を生み出すポイントがおもしろい!

行政の中と外からデジタル化を牽引するプロジェクトマネージャーから学ぶDX

民間で加速するDXの波は、行政にも。福島県浪江町や神戸市の職員を経て行政のデジタル化を推進する「Urban Innovation Japan」吉永隆之さんの経験から、DXのヒントを探る。

引っ越し、結婚、子育て、病気、災害など、人生のあらゆる場面で必要となる行政サービス。こうした手続きや情報取得、コミュニケーションが、少しずつデジタル化してきている。民間でも加速するデジタルトランスフォーメーション(DX)の波は、行政にも少しずつ広がっているのだ。

しかし、民間でも社員やユーザーの習慣を変えるのは容易ではない。ITリテラシーにばらつきのある行政職員や、国籍やデジタル環境がバラバラである市民の慣習を変えるのはさらに大変だろう。

今回話を聞いたのは、行政とテック系スタートアップが共同して課題解決に挑む「Urban Innovation Japan」を推進する吉永隆之さん。民間企業で働いたあと、福島県浪江町職員としてデジタルを使ったコミュニティ再生プロジェクトや、神戸市職員としてスタートアップ支援にも従事してきた人物だ。

行政の外と中の両面からデジタル化に関ってきた吉永さんに、行政のDXの課題と展望から民間のDXに活かせる学びを聞いた。

(テーマに関する身近な事例+課題+登場人物の紹介+本文のテーマ)

町民向け「新聞アプリ」でコミュニティ再生支援というのもなるほどだし、結局町民が一番盛り上がったのが、使い方を教える講習会っだったというのもなるほど。新聞アプリにしたのは、「すでに習慣になっていることに紛れ込ませて、違和感なく日常に取り入れてもらう」ためだったそう。すでにあるものに適応させていく、という考え方大事だなあ。

『池袋ウエストゲートパーク』から『逃げ恥』まで。平成ドラマの仕掛け人が振り返る『平成31年史』――TBSP磯山晶

「時代を映す鏡」といわれるテレビ。平成を代表する話題作を数多く手がけてきたTBS磯山晶氏が考える平成的思考を探っていく

新元号『令和』が発表され、平成という時代の終わりを目前にひかえた今、私たちは何を思い、考えるべきか――。デジタルテクノロジーの劇的な進展、経済の低迷や大規模災害など、変転著しい31年が私たちにもたらしたものを振り返るとき、そこにはさまざまな思考のタネや次代へのアイデアが見つかるに違いない。

平成の総括と「ポスト平成の展望」について、TBSテレビ編成局・ドラマ統括の磯山晶さんに話を伺った。「テレビは時代を映す鏡」といわれる。『池袋ウエストゲートパーク』『タイガー&ドラゴン』『逃げるは恥だが役に立つ』など、ドラマ畑を歩んで30年。数々の話題作を手がけてきた平成を代表するドラマ・プロデューサーが「激動の時代」を語る。

(大テーマ+登場人物の紹介+本文のテーマ)

最初の問いかけ「磯山さんにとって、平成とはどのような時代でしたか?」に対する答えがすごく腑に落ちるし、段々と「一人ひとりの好き」が鮮明になっていった時代 という表現がいい!そしてドラマづくりは、人の喜怒哀楽を意図的に操作する仕事、というのも深いなあ。そこでの議論、ぜひ見てみたい。

とくに「怒」と「哀」の操作は、良くも悪くも感情を増幅させる可能性がある。描く際にその表現方法は適切か、チーム内では何度も議論を重ねます。

イメージを言語化し多様な企画を実現する日本科学未来館 内田まほろ

先鋭的な企画展やイベントで話題を呼ぶ日本科学未来館。アイデアを適切に言語化してチームを動かし、多面的に企画を設計することで、多くの来館者を誘導する。同館のキュレーターで展示企画開発課・課長の内田さんに話を聞いた。

ミュージアムでビョークの音楽?恋愛をテーマにした企画展?ディズニー・アニメーションの展示?これらは東京・お台場にある国立の施設、日本科学未来館で実際に行われたイベントや展覧会だ。従来の科学館の持つイメージとのギャップに驚くかもしれない。この斬新な企画の立役者は、同館のキュレーターで展示企画開発課・課長の内田まほろさんだ。一見すると、科学やテクノロジーとは結びつかないテーマを掲げて企画展で新規の来館者を獲得しつつ、常設展では、地球で100億人が生き続けていくためにどうしたらいいか?などの本質的な問いを来館者に投げかける。今回はそんな独創的な企画を生み出すクリエイティビティの源泉と、それを多くの人に届ける手法に迫った。

(キャッチーな具体事例+登場人物紹介+魅力+本文のテーマ)

いろんな企画展や美術館・博物館などに足を運んでインプットをするの、大事だなあ、行きたいなあと改めて思う。企画の発想を「かなり遠くまで飛ばします」という意識を持って考え抜いているからこその動員数なんだろうなあ。「ひとつの企画を多面的に考えて、いろんな人が参加できることを重要視」というのも見習いたいところです。

「ディズニーの企画を開催すれば、ディズニーファンには必ず届きます。でも、それだけでは未来館でやる意味がない。この企画展のコンセプトは『いのちが吹き込まれた瞬間』としました。ディズニーアニメーションの生き生きとした描写は、当時の最新テクノロジーがあってこそ実現しています。原画やスケッチ、コンセプトアートなどと一緒に、そこで使われたテクノロジーを紹介し、魔法のような手法を解剖していくことで、ディズニーファンに限らず、アニメーションのファンやアートのファンにも興味を持ってもらうことができました。さらに、世界中の人が知っている超巨大企業であるという、ビジネスとしてのディズニーという面にも着目しました。ウォルト・ディズニーの精神が、100年経った今も脈々と受け継がれている。そういった企業の生存・成長戦略も分かるようにして、ビジネスパーソンにも得るものがある展示にしました」

助けがないと何もできない<弱いロボット>が教えてくれた、いま私たちに足りないこと

弱さをさらけ出すことで、距離は縮まり、信頼関係を育む。他力本願な<弱いロボット>から学ぶ、人と人とのほどよい距離感。

現代の社会における「ほどよい距離感」とはなんだろうか。

テクノロジーの進化により物理的に離れた人同士が気軽にコミュニケーションできるようになる一方、リアルな場での対話の大切さも見直されている。スマートフォンやスマートスピーカーに喋りかけて情報を得たり、ロボットを愛でたりすることが人々に受け入れられ、人と物の距離感も縮まった。「人と人」と同じように「人と物」との距離感も今後さらに変化していくのではないだろうか。

今回お話を伺ったのは、豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 教授で、他力本願な<弱いロボット>を開発する岡田美智男さん。岡田先生はロボットを通し、人と物、人と人の関係や、社会のあり方を探求している。<弱いロボット>と人が関わることで見えてきた、ほどよい距離感を聞いた。

(大テーマとなる問いかけ+問いが生まれた背景+登場人物の紹介)

最初に取り上げた記事と同じ、現代の社会における「ほどよい距離感」を探るシリーズ。今回は「人と物」との距離感のお話。あえて、「何でもできるわけじゃない」ロボットにすることで、人の強みや優しさ、そして寛容さを引き出すという設計が素敵すぎる。人間の心理を見抜いて、愛くるしさを設計するっておもしろい。やっぱりリアクションって大事なんだなと、ロボットから学ぶ。。

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