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まなふぃとラーメンのはなし。

先日、ふと思ったことがある。
それは、高瀬愛奈さん(まなふぃ)は「塩ラーメン」みたいだということだ。

好きなラーメンの味といえば?と聞かれたら、恐らく一番人気は正統派の醤油、次いで個性的な味噌か豚骨、そしてそのあと僅差で塩。

ファミレスやコンビニ商品でも必ず見かける醤油や、専門店もあってコアなファンが多い味噌や豚骨に比べると、塩ラーメンの露出度は確かに多くない。

でも、塩ラーメンを嫌いな人は少ない。
むしろ好きな人の方が多いはず。
「一番」じゃないだけ、普段自分が食べないだけなのだ。

例えば東京フレンドパークで「ラーメンの味といえば?4つお答えください……さぁ走って!!」と問題を出されたとして「醤油、味噌、豚骨……坦々麺!!」と答えたら「いや、そこは塩でしょ!」「塩もっと早めに出てくるでしょ!」となるはずだ。

「ラーメンといえば?」の答えに必ず入ってくる味。
だから熾烈な競争の中でも、ずっとメニューに残り続けている。

塩ラーメンは透き通って美しく、あっさりしているけれど素材の特徴は色濃く出る。繊細で優しくて、奥が深い。
きっと濃厚なスープをいくらでも飲み干せる若者よりも、「昔ほどガツガツは食べられないけど、素材の味をじっくり楽しみたい」という大人に好かれる味だ。仕事や家事、学業で疲れている人、味が濃いのが得意ではない女性にもその優しい味付けが受け入れられやすいのかもしれない。

まなふぃも、今現在のメディアへの露出度は高くないかもしれない。
けれどYouTubeのコメント欄やまとめサイト、SNSを覗くけば、そこには彼女への暖かい言葉やエールを多く見ることができる。
しかもそのアイコンやプロフィールを見る限り、恐らく他のメンバーを推しているであろう人達が「自分ごと」のように発信してくれていたりするのだ。

「一番の推し」ではなくても多くの人が「必要なメンバー」「応援したい」と思ってくれている。
あっさりしているように見えて、メッセージなどではユニークだったり、アザトカワイさだったりと様々な素材感を見せてくれる。
時折見せる繊細さと根底にある熱量、透明感と奥の深さ、そして他者を思いやれる優しさ。それに、一度ハマると抜け出せない面白さ。

まなふぃって、塩ラーメンに似ていないだろうか。

そんなことを、私は中華料理屋のメニューを眺めながらぼんやりと考えたのだった。


さて、当然ながらラーメンの味そのものに優劣はない。
時勢によって「味噌ラーメンブーム」が起こったり「豚骨ブーム」が起こったりするが、味の本質は変わらない。

ならばこのコロナ禍の窮屈で疲弊する世間に「あっさり優しい」塩ラーメンが注目され、多くの人から求められる時代がくる可能性があるのではないかと思う。

同じくまなふぃも、こんな時代だからこそ、ふとしたきっかけからそのナチュラルで奥深いキャラクターに関心が注がれ「二推し、三推し、四推し」から「一推し」になるファンが増えるかもしれない。今より世間に求められたりするかもしれない。そしていわゆる「まなふぃーばー」が起こる可能性だってあり得るのではないか。

私は、その日が来るのをずっと心待ちにしている。

是非皆さんもたまには「塩ラーメン」を注文してみてはいかがだろうか。
そしてたまには、まなふぃのミートアンドグリートに参加してみてはいかがだろうか。

きっと、今まで気が付かなかった新しい魅力を発見できるはずだ。

『君しか勝たん』発売記念オンラインミート&グリート
第6次受付は5月19日(水)14:00〜5月20日(木)14:00まで。
申し込みはフォーチュンミュージックWEBサイトより
https://fortunemusic.jp/hinatazaka46_202105/


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