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1年ぶりの胃カメラ

今日、1年ぶりに胃カメラで胃の検査をして来ました。8月半ばからずっと胃の調子が悪かったのです。何ていうか、胃もたれみたいな、喉が詰まる感じというか、逆流性食道炎みたいな感じというか。そんなのが4ヶ月続いていたんです。腹痛の激痛みたいなのではなく、食道から胃にかけての違和感みたいな感じですね。朝、目が覚めるとすでに胃もたれをしているんです。厳密に観察してみると、目が覚めてしばらくすると胃もたれが始まります。これがほぼ毎日です。

去年、同じ様な症状が1ヶ月続いたことがありました。その時にも胃カメラで検査をしたのですが異常なしで、そのうちに治ってしまいました。

その経験もあったので、4ヶ月も胃に違和感があるのに胃薬なんかを飲むこともしませんでした。なぜなら、去年は胃カメラで検査をして異常が無くて「気のせいですね」と言われた次の日に治ったからです。

今年はバタバタと忙しかったのでなかなか胃カメラ検査に行けず、結局年末になってしまいました。

私は胃カメラが死ぬほど嫌いです。まあ、ほとんどの人は胃カメラが嫌いだと思います。何なら絶対にやりたくない人もいるかと思います。逆に私の親なんかの話を聞くと、合唱団をやっているせいなのか、胃カメラを飲み込むことに何の抵抗もないと言っていたりもします。屈強だなと思います。

そんな死ぬほど胃カメラが嫌いな私なんですが、鎮静剤を使った胃カメラ検査をして以来、「胃カメラ観」が変わったのです。今までは、口と鼻と目から液体をゲーゲーと滝のように流しながら検査していたのですが、鎮静剤を使うと検査中は寝てしまっているので記憶がないのです。そんなこともあり、今回も同じ病院で検査をしてもらいました。

待合室ではさすがにドキドキしていました。脈拍を測ってみるとやっぱり早くなっています。そうこうしているうちに名前を呼ばれて検査室に入っていくと、1秒後に「メガネとマスクを外して下さい。」と言われ、7秒後には「この液体を飲んでください。」言われ、紙コップに入った液体を飲むんです。20秒後にはベッドに寝かされ、1分後には口の中に麻酔のスプレーをされるのです。この急展開、嫌いじゃないです。急展開すぎてどうにもならないからです。何かを考えている余地はありません。

そうこうしているうちに、口に輪っかをハメられます。胃カメラを入れる入り口ですね。私はこの段階でゲーゲーと5回ぐらいします。口に入れられた輪っかのせいではなく、喉の麻酔が効いてきて逆に喉に違和感を感じるからです。前回も同じタイミングでゲーゲーしました。5回ぐらいは正気でゲーゲーしているんですが、その後は頭がボーッとして来て「あれ?もう大丈夫そうだ。」と思うんです。その直後から記憶がなくなります。

そして、目が覚めた時には検査は終わっています。鎮静剤が聞いている間にいろんな事があるので、覚えてないことが多いのですが、検査後には「何も異常なし。」と言われたのは覚えています。「いろんな話を聞いていると、マジメ過ぎるんじゃないかね。」みたいなことを言われた気がしています。要するに、メンタルから来る胃の不調なんです。ストレス性なんですかね?その証拠に、「薬はいらないね。」と言われて、薬ももらって来てませんから。

そして、家に帰ってきても鎮静剤が聞いているので爆睡です。こんなに深い眠りは無いんじゃないかと言うぐらいの深い眠りです。この深い眠りは本当に気持ちのいい眠りですね。

でも、鎮静剤が切れてから思い出すと、どうやって帰ってきたのか覚えていません。そしてなんと、スーパーで夕ご飯の食材も買って来ているんですがその記憶もありません。恐るべしですね。おかげで、「胃カメラ検査=恐怖」というインプットもされません。だから、明日にでももう一度やってもいいと思うぐらい、胃カメラへの抵抗感が無くなりました。

しかしこの「メンタルから来る胃の不調」はどうしたらいいんですかね。私は毎日の胃の不調以外は、いたって普通です。普通どころか楽しい人生を送ってると思っています。何ならこの胃の不調がストレスになっていると言っても過言ではありません。そうなると永久にメンタルから来る胃の不調は治らないという事になってしまいます。腹立つわ〜

私は今回ばかりは確実に何らかの病変が見つかると思っていました。少なくとも、胃壁や食道が軽くただれていたりするはずだと思っていました。だって、「痛い」とか「違和感」を感じてるんですから。でも、何も無いんだそうです。脳がバグっているのか、何なんでしょうね。

特に異常はなかったのは良かったんですが、しばらくしても治らなかったら原因不明です。

一方でふと思います。「去年の年末からズーッと忙しい。」と事あるごとに言っています。「ズーッと忙しい。」と書きたくなるほど忙しいんです。原因は案外そこなのかも知れません。

試しに1ヶ月ぐらい休んでみたいですね。コロナじゃなかったらヨーロッパあたりに行っちゃえばいいんですけどね。日本にいたら、長編映画の脚本を考えたり、新しい短編映画の企画をしちゃうでしょうね。

何というのか、根本的に脳の働きを止める意識というのか、脳を休めることに対してもっとマジメに取り組まないとダメかも知れません。胃カメラの先生が言っていたことも、そういうことなんでしょうね。意識が前に向きすぎているというのか。いい言い方をすると、向上心が強すぎるというのか。

そしてその向上心が、心の奥底から自然に湧いてくるものならいいけれども、もしかしたら訓練された向上心なのかも知れません。習慣的な向上心というのか、人工的な向上心というのか。悪く言うと、強拍感に駆られた向上心というのか。そこに無理が来ているのかも知れません。そしてそれを意識ではなく無意識が感じてるんじゃなかろうかと。

私は子供の頃からかなり我慢強い子供だったので、いまだに我慢する習慣が抜けないんだと思います。我慢が出来る人は、人より成功する可能性も高くなりますが、人生が辛くなる可能性も高くなる気がします。すぐに「もうダメだ」と言える方が、幸福度は高いかも知れません。そして、成功と幸福感は別物ですからね。

来年は「ズーッと忙しい」と言わない年にしたいと思います。

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