見出し画像

膵臓MRI検査

人間ドックのオプションで膵臓MRI検査があったので、試しにやってみました。なかなか膵臓のMRIをやることもないと思いますので、参考までに書いておきます。

私は人間ドックで超音波検査をやると、いつもお腹のガスと内臓脂肪で膵臓がよく見えませんと言われるんです。でも、膵臓は病気になると怖い臓器なので一度やっておきたいと思ってたんです。

膵臓MRIは検査の6時間前まで食事をしても大丈夫です。私は朝8時半から検査だったので、深夜2時半までは食べていいことになります。もちろんそんな時間まで食べてませんが。

当日、病院に行くと金属製の重たい扉の前に通されます。焼却場で焼かれるのかと思うほどの重厚な金属感です。しかもピッカピカに磨き上げられています。「この扉の向こうに入ったら死ぬぞ」みたいなアラートのサインも貼ってあります。

更衣室で人間ドック着に着替えると、透明な液体を渡されます。一気飲みするまで許してもらえませんが、サラサラの水なので一気飲みは簡単なのです。バリウムとは違うのです。

その後、金属製の扉の向こうに通されます。そこには筒状のMRIがありました。

「それではベッドに寝て下さい」と言われましたが、頭の部分は頭をガッチリ固定するカタチになっています。スポッと頭をはめるとさらに動かないように固定されました。もう微動だに出来ない感じです。

そして、お腹の上に呼吸の動きを検知する機材を置かれ、さらにその上から重たい金属で出来たような布団状の機材を置かれます。もはや逃げも隠れも出来ない状態になるのです。「何かあったら押して下さい」とポンプ式のSOSを出すボタンを渡されます。「試しに押して下さい」と言われたので押してみたらブザーがなりました。

たぶん、ここで逃げ出す人は100人いたら数人はいる気がします。身体を固定されるって怖いですから。でも本番はこれからです。

固定されたまま筒の中に入っていきます。筒の中は真っ白です。一応照明を付けてくれているので暗くはありません。でも、本当に真っ白なのでピントが合わないんです。目の前の白い筒の内側の距離が分からないんです。これは一瞬動揺しました。それは、白く広がる空間の中にいるというよりも、白に圧をかけられているイメージです。閉所恐怖症の人は筒の中に入っていくところでギブアップすると思います。身体も固定されてますので。私も一瞬、恐怖に持っていかれそうになりましたが、強い意志で正気を取り戻しました。

そうこうしていると音声が流れます。「息を吸って下さい」「息を止めて下さい」「息を吐いて下さい」の繰り返しです。MRI特有のガンガンという大きな音も聞こえます。その指示にちゃんと従おうと集中していると、恐怖はなくなっていきます。

20分ぐらいで検査は終了です。長いような短いような。これで4万円以上するんです。

そしてここからが本題です。2週間後に結果が画像と書面で送られてきたんです。

ここから先は

1,325字

平林勇500円

¥500 / 月 初月無料

少し踏み込んだ事を有料マガジンで書いてます。いつも踏み込んでしまうので、ほとんどの投稿が有料になってしまいますが。

サポートして頂けたら、更新頻度が上がる気がしておりますが、読んで頂けるだけで嬉しいです!