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チャンスの掴み方

チャンスを掴む人と掴まない人がいます。

すごく上から目線で申し訳ない言い方なのですが、私がチャンスを与える側にいることもたまにあります。私の周りには、ディレクター志望の若い人やディレクター志望の制作部の人がまあまあいます。

そして、たくさんの人に「あれをお願いします。」「これをお願いします。」と頼むのですが、ちゃんとやる人と適当にやる人がいます。

私が頼む仕事は、私が監督やディレクターとして責任を持ってやる仕事なので、頼まれた人は適当にやる事もあるかも知れません。自分の仕事ではないし、自分の手柄にもならないからです。

私はワタナベアニさんからよく言われるのですが、「冷たい優しさ」の持ち主です。すぐに人を判断して、ダメだと思ったら自分でやってしまいます。冷たいけど優しいので「じゃあプロジェクトを送って頂けたら、こちらで修正しちゃいますので〜」と言って、素材をもらって自分の力で仕上げてしまいます。言葉や態度が優しいだけですね。

別に「こいつダメだな〜」などと1ミリも思いませんし、「この人には今後お願いするのはやめよう。」とも思いませんし、なんなら何度でもその人に頼みます。

でも、自分の分身として全てを任せようとは思いません。そして「いい人がいますよ。」と人に紹介することもしません。

この人はチャンスを逃しています。チャンスというのは自分の位置を上に上げてくれる事を言います。レギュラー仕事が続く事をチャンスが来たとは言いません。

一方で、自分の仕事じゃないのにキッチリと仕上げてくる人がいます。私はその人に「メチャクチャいいですね!」などとは言わないかも知れませんが、次にお願いする時にはもう一つ上の次元の仕事をお願いします。

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Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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