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防災用品の棚卸し

最近、全国で地震が多いので改めて家に備蓄している防災用品の棚卸しをしました。ここ2年ほどコロナばかり気にしていて地震の事をあまり気にしてませんでしたので。

とりあえず、階段下スペースの納屋みたいな場所においてある防災用品を全部出してみました。

愕然としたのは、多くの缶詰が期限切れだったことです。あの缶詰はいつまでというリストを作って、冷蔵庫に貼ってあったんですが、いつの間にかそれが剥がれて無くなり、気にしなくなってしまっていました。私の大好物であるホテイのやきとりも2年の期限切れ。いなばのカレーも1年の期限切れ。クッキーやせんべいやかんぱんも期限切れでした。

2年期限切れしているやきとりは捨てますが、1年期限切れのカレーは鍋にまとめて火を通したら普通に美味しく食べられました。やきとりも食べられる気がしなくもないですが、念の為やめておきます。かんぱんやクッキーやせんべいも1年ぐらいの期限切れですが、普通に食べられます。

普通に食べられると言っても、巨大な缶に入ったかんぱんを好きなだけ食べていいよと子供たちに言っても、進んで食べようとはしません。わざわざ食べるものでは無いですからね。でも、中に入ってる金平糖と一緒に食べると美味しいよと言ったら、たまに食べてます。

あとは、簡易トイレも期限切れでした。尿とかを凝固させる薬品が期限切れなんでしょうね。

そして、あと3ヶ月ぐらいで期限が切れるのが、真空パックされた白飯とアルファ米にになったご飯です。完全に期限が切れてしまう前に消費してしまおうと食べ始めたのですが、真空パックのご飯は普通に美味しく、驚いたことにアルファ米もビックリするほど美味しかったんです。尾西というメーカーのアルファ米なんですが、技術力に本当に驚きました。

前回、3〜5年ぐらい前に防災用品の棚卸しの時に食べたアルファ米は、すごく不味くて大量に捨ててしまったんです。「備蓄品」としての用途は済んだので仕方がないなと思いながら。でも尾西のアルファ米は本当に美味しかったんです。


そんなこんなで、改めて防災用品を注文しました。合計で10万円近くになりました。3〜5年の保険だと思えば高くありません。うちは4人家族なので4人分の保険ですので。

いまのうちにある防災用品のリストはこんな感じです。

食料

・4人用7日分の非常食セット(アルファ米・パン)(¥26,950)
・おかずの缶詰セット12缶(¥2,989)
・ホテイのやきとり18缶(¥3,560)
・長期保存用のカロリーメイト12個(¥1,998)
・長期保存用のカゴメ野菜一日これ一本30本(¥4,383)
・長期保存用の尾西のカレーライスセット15食(¥7,220)
・2リットルのミネラルウォーター48本(購入済)

食料はほとんど全部買い直しました。4人が一週間持ちこたえられる様に計算して買ってありますが、ザッと見てもちょっと多めですね。空腹になることへの強い不安があるんだと思います。「そのカレーライスセット、いる?」という気もしますが、このカレーライスセットはCoCo壱番屋が監修しているので、絶対に美味しいはずなんです。

生活必需品

・防刃軍手4セット(¥3,196)
・使い捨てカイロ60個(¥2,680)
・簡易トイレ80回分(¥6,160)
・歯みがきシート10枚(¥2,780)
・使い捨てのボディ用ウェットタオル5枚(¥980)
・使い捨てのウェットティッシュ100枚(¥1,690)
・折りたたみ式ウォータータンク10リットル2つ(¥707)
・カセットボンベ式ガスストーブ(¥12,800)
・LEDランタン3つ(¥4,500)
・434Whのポータブル電源(購入済)
・ラップ1本(購入済)
・アルミホイル2本(購入済)
・ビニール袋100枚(購入済)
・トイレットペーパー200m48個(購入済)
・発電式ラジオ(購入済)
・電池たくさん(購入済)
・カセットコンロ(購入済)
・カセットボンベ9本(購入済)
・鉄板の靴の中敷き(購入済)

ザッとこんな感じですね。食料品と生活必需品の両方を合わせると、膨大な量になります。家の中でもかなりのスペースを取りますが仕方がありません。あと、面白いところでは「もやしの種」というのも大量に買ってあります。すべての食料が尽きた時にもやしを育てて食べようとしているのか、自分でもその時どんなテンションで買ったのか覚えていません。

さらにさらに、家の庭に500リットルの巨大なタンクが置いてあります。500リットルってバスタブ2杯分ぐらいの水量になります。主にトイレを流すために使ったり、何かを簡単に洗ったりする用途でしょうか。飲料としての用途ではありません。ちなみに、泥水でも濾過して飲むことが出来るストローは買ってあるので、最悪の場合はタンクの水も飲めますが。


私が考える防災用品はここまでです。基本的な考え方としては、自分の家が崩壊しておらず、避難する必要が無い状態までしか対策してません。もし避難することが必要になったら、家にあるものをリュックに入れて持っていくんでしょう。

一時期、それ以上についても考えたことがありました。そうすると、4人が寝られるテントを買って、4人分の寝袋も買って、などなど4人分のキャンプ用品が一式必要になります。あるいは電気自動車を買って、最悪の場合そのクルマを巨大な電池代わりにも使えるな、などとも考えたこともあります。

いや、でもそこまでの大惨事になったらもう行政に身を任せようと思いました。ダメならダメでもう仕方がありません。

私は防災の仕事をいくつかしたことがあるんですが、自治体が備蓄している食料ではその自治体が抱えている人口全ては賄えないんです。全てどころか全然足りない状態です。だから、食料だけは自力で確保しておこうと思いました。

そして、本当に首都直下型地震なんかが来たら、東日本大震災以上の大惨事になるとも言われています。間違いなく、比べ物にならないぐらいの大惨事になると思います。国も行政も数日間マヒすると思います。その間、どうやってサバイバルするかです。1週間を何とかするんです。首都直下型地震が来た時に、3日後に国や行政がまともに動くとは思えません。だから1週間生き延びるための準備が必要なんです。

もちろん、1ヶ月分ぐらいあればより良いでしょうが、そんな事したら部屋をひとつ潰してしまうことになるので、日々のランニングコストとのバランスですね。

余談ですが、新型コロナウイルスの大波が来て、自宅待機する人が続出するニュースが流れた事がありました。その時に行政から食料が届かないことを怒っていたり、その食料の質が悪いと文句を言っているニュースを見たりしました。私は、そのニュースを見て、ほとんどの人が防災として食料の備蓄をしてないと知って愕然としました。「いやいや!文句言ってねえで地震に備えろや!」と思いました。

まあ、こんなに自宅で準備をしていても、私は仕事で外に出ていることもたくさんあるので、この備蓄品が効果を発揮するか分かりません。とは言え、私よりも家族の方が家にいることが多いので、私が都心で災害に巻き込まれても、家族が上手く使ってくれるでしょう。「ああ、あの心配性の父ちゃんのおかげで、僕らはこうやって生きてられるんだな。」と思ってもらえればなと。



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