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noteへの投稿は資産(無料記事)

私がnoteでの投稿を始めたのは、2018年の12月です。次の2024年の12月で6年になります。記事の一覧を見てみると、720記事と書いてあるので編集中の記事を抜いたとしても700記事ぐらいを投稿して来た事になります。

私はnoteを始めた当初から、1記事につき2000文字以上書くというルールを決めてやって来ました。2000文字以下の記事もいくつかありますが、本当に数える程しか無いと思います。2000文字以上書くと決めたのは、noteを長文好きのSNSと設定したからです。

私がnoteを始めた頃は、長文のエッセイや長文の小説を書いてフォロワーを増やしている人が多かった気がします。それで、noteは長文特化型のSNSなんだと思ったんでしょう。

今はXでも長文を投稿できますが、Xのタイムラインを読む時には長文を読む意識になってません。少し長いだけでもメチャクチャ長文に感じてしまいます。

私はXではオナラのような、いや、オナラをしたらウンコも出ちゃったような愚にも付かない、いや、具が出ちゃったようなポストしかしていません。

それは私の仕事の100%がクライアントワークで、守秘義務があったり、下手な炎上をしてしまうとクビになってしまうからです。企業はネガティブな炎上にものすごく敏感ですからすぐにクビにします。

企業が何年もかけて開発して来たサービスや商品が、末端の下請けの発言で売れないなんて悪夢ですからね。よく広告タレントの不祥事があると「企業はタレントを使い捨てにする」みたいな事を言う人がいますが、企業といえども生身の人間の集まりです。人生を賭けて研究していたり、家族を抱えて一生懸命働いているひとりひとりの人がそこにいます。広告に出ているタレントに不祥事があったら、0.0001秒でクビにするでしょう。圧倒的に社員を守らなければならないんですから。むしろ不祥事側を守る意味がわからないぐらいです。

noteに話を戻すんですが、そんな事もあってXではグッと踏み込んだ事を書けないんです。noteは荒らしみたいな人たちが入り込みづらい設計にもなっていますし、安心して長文も書けるんです。

そんな風にnoteの投稿を続けていたら、フォロワーも5万人を超えるまでに増えました。Xのフォロワー5万人は大したことないと思いますが、noteのフォロワー5万人は割と上位に食い込んでいると思います。

そして、私の中で疑問が生まれます。「毎回2000文字以上書いてるからフォロワー数が増えたのか?」と「毎回2000文字以上書いてるからその程度のフォロワー数で止まってるのか?」という疑問です。

私は他人のことでもそうやって両面から考えてしまうことがよくあります。「あの成功者は成功の法則を語っているけれど、その成功の法則だからその程度で止まってるんじゃないの?」と、かなり意地悪に見てしまうことがあります。成功のサイズが小さければ小さいほどそういう風に見てしまいます。そしてここでNGワードを声を大にして言わせて下さい。「自戒を込めて!」と。

ここからが本題なんですが、こうやってコツコツと書き続けているnoteは、ものすごい資産なんじゃなかろうかと思ったんです。

私は定期購読マガジンを書いてますが、恋愛術とかギャンブルとか投資のことについては書いてないので、それほどの売り上げはありません。私が書いているのは映画制作や映画祭についてだったり、私の日々の雑感や、オジサンの嘆きみたいなものです。太古の時代からビジネスで儲ける基本は「どうやるか?」ではなく「何をやるか?」で決まります。だから、大きく稼ぎたかったら日々の雑感を書かずに、競艇や競馬やモテる方法を書けばいいんです。

でも、私が資産だと感じているのはお金ではなくて、信用の資産が積み上がってるんじゃないかと思ったんです。私の定期購読マガジンを読んでいる人の数は、毎月ガッチリと固定しています。本当に手ブレ補正後の揺れ程度しかありません。ほぼ止まってます。100メートル離れて見れば右肩上がりに見えなくもない程度には増えていますが、歩いてもここが坂道だと思う人はいないでしょう。

でも、その岩盤支持層の方々の存在から、信用の資産が積み上がっている事を感じるんです。定期購読者数の乱高下が無いんですから。

もう少し定期購読者を増やしたいと思ったら、それは現実世界での私の知名度が必要になると思います。現実世界の私の知名度からしたら、もう上限に来てしまっていると思ってますので、現実世界で頑張るしかないんでしょうね。

Xはクライアントワークをやってる限り愚にも付かない、いや、具が出ちゃったようなポストしか出来ないので、Xでの知名度は諦めてます。クライアントワークによって私と私の家族の生活は成り立ってますから。

でも、コツコツ続けて貯まったものって、それまでの人生を肯定してくれる感じがすごくあるんですよね。振り返るとそこに足跡が残ってますから。ポイントは同じことを長く続けることですかね。人生を振り返ればいろいろな事がありますが、いま立っている足元まで続いている足跡は、同じ事を続けた方がハッキリと見える気がします。

私は短編映画を20年以上作ってきた事が人生を支える資産になってますし、『しまじろうのわお!』という番組を13年続けていることも、私の人生を形作る資産になってますし、6年続くnoteも資産になる予感がしています。

noteを始めて10年たった辺りで振り返ったら、また違う景色が見えると思ってます。だから続けます。

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Xや無料noteでは言えない事。毎記事2000文字以上。月に5〜8回投稿。多い時は10回以上。映画監督、映像ディレクターの仕事について。フリーランスの生き抜き方をフリーランス歴20年以上の経験から。「中年の危機」に悶絶している様子をリアルタイムに報告。子供を2人育てる父親の視点と哲学。世の中に対する日々の雑感。親友の画家、石田徹也について。などなどを書いています。

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